今回もかなざわまち博2013の「神社の御神宝めぐり」で本多町にある「石浦神社」に行った。(8月1日 見学)
21世紀美術館の向かいにあり、広阪の角という大変よい場所にある。
大物主大神(おおもののぬしのおおかみ)など多くの祭神がある。
当初は加賀国石浦村をはじめ七つ村の産土神だった。現在の武蔵が辻近くから犀川の左岸に到る広大な地域だった。寛永時代に作成されたという氏子地図が飾ってあったが、その広さが分かる。
織田信長の4女の永姫が2代藩主の利長の夫人であったことから、信長の肖像画がかざってあった。いつもよく見る信長の絵よりはちょっといかつい顔をしていた。信長の肖像画は全国にいくつかあるという。
また、信長が使ったとされる槍が、先端の剣状の刃物はとれていたが、長い柄を見ることができた。
また木のポンプがあったが、これは明治の頃のもので金沢で最古のものであるという。消防用として使われたらしい。
現在のここの宮司さんは、親が最近亡くなってからあとを継いだらしい。前は外食産業の店長をやっていたという異色な人である。
21世紀美術館などと一緒になって、CGを使って神社の建物を映す計画など、今後の観光の場所としてもいろいろ検討しているらしい。
また、境内には小さな子供たちが遊べるように、テントの中に大きなビニール製のプールが置いてあった。そういえば、小学生の頃、この近くの中村記念美術館のところに本多町プールがあって、よく来たものである。私はそのプールで泳げるようになった。
異色の宮司さんの新鮮な考えでいろいろなイベントをやり、人を呼び寄せてもらいたいものである。
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