かなざわまち博2013の「神社の御神宝めぐり」として「安江八幡宮」に行った。(7月27日見学)
ここは「応神天皇」や「神功皇后」などを祭神としているが、八幡の神共々崇めて、愛児の健康、文運興隆、社業繁栄の守護神としてお祀りしている。
江戸時代には加賀藩主や大聖寺藩主が崇敬し、社殿の修理や祭器器具を寄進したという。
またこの付近は、藩政期に鍛冶町として多くの刀鍛冶師が住んでいたところで加賀の正宗といわれた刀工「兼若」もここに住んでいたという。それでいまでもここは「鍛冶八幡さん」ともいわれている。
また県内唯一の安産の神様「金沢水天宮」とも呼ばれている。拝殿には13代藩主の前田斉泰が書いたという額が飾ってあった。
また金沢郷土玩具の「加賀八幡起き上がり」の発祥の地で、八幡大神のご誕生の折、真紅の産着をつけた姿をしておられる。
今回、まち博ということで虫干しのために蔵から出された鎌倉時代から明治時代の多くの書物が飾られたいた。
加賀藩主直筆とされる文書や勝海舟らの和歌がしたためられた短冊などが並んでいた。
また中国で作られたという木に銀をはめ込んだ象嵌の硯箱などを見ることができた。よく見ると非常に細かい模様で、どうやってはめ込んだのかと驚きであった。
また天皇の即位式の絵も見ることができた。
ここの神社は子供の頃、家から割りと近かったので、小学生の頃にお祭りのときに何度か来たことがあるが、非常に多くの露天が並んでいたのを覚えている。
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