今回もかなざわまち博で浅野本町にある「浅野神社」に行った。(8月5日見学)
私の母の実家がここの氏子だったので、小さい頃祭りの日には親戚の家にご馳走を食べによく行ったが、浅野神社は今回が始めてである。
この神社は「浅野のばんどり祭り」といわれるほど祭りの日を中心に雨が多く、別名「雨乞い神社」といわれている。
主祭神は大山咋神(おおやまくひのかみ)と大己貴命(おおむなちのかみ)とし、滋賀県の日吉神社を総社として建設された。
説明してくれたのは、この神社の女性の宮司さんでしたが、金沢弁丸出しのところもあり、話が面白く、よく笑いが出た。落語でもできそうな楽しい人であった。
拝殿内に大絵馬の「ひらかな盛衰記」が飾ってあったが、縦1.6m、横8mの大変大きなものであった。義経と義仲の戦いを右から左に物語風に描いたものである。
この近くにすんだことがある徳田秋声の作品の「穴」にこの大絵馬を見たことが書かれている。
お参りの仕方というものを習った。鳥居から入り、手水をして参道に入るが、手水舎が右側にあれば参道の右側を歩き、帰りには参道の左側を歩くということらしい。手水舎が左にあればその反対となる。そしてお賽銭を入れ、二礼二拝一礼する。
また手水の作法も教えてくれた。柄杓に汲んだ水を一杯だけで下図の写真のようにする。
境内にはここの13代宮司と親交のあった室尾犀星の句碑があった。
また近代俳人の北川洗耳の句碑もあった。
他に白山ひめ神社を御本社として勧請された若宮白山社が昭和47年に竹俣地区に鎮座していた熊野社の旧社殿が遷座されていた。
より大きな地図で 浅野神社 を表示