前回の続きで、松江市役所の向かいの物産館に駐車し、松江城に
上がった。
松江城は築城400年くらいというから古い。
金沢城は天守閣が何も残っていないが、ここはすばらしい天守閣が
残っていてうらやましい。
城の中に入ると、甲冑、襖絵や江戸時代の城下町のジオラマなどが
展示してあった。
最上階からは松江の街や宍道湖などが一望できた。
城の裏側に回ると、明治時代の文豪の小泉八雲がセツ夫人と暮らした
という旧居があった。
そこには八雲が愛用した机などゆかりの品が展示され、部屋から眺めるのが
好きだったという落ち着いた庭を座って見てゆっくりした。
松江城の廻りには堀がめぐらされ、金沢城と違い、水が満々とあった。
その堀川を巡る遊覧船が走っていたが、船上から眺める松江城はまた
格別なものだろう
夕食は今夜泊まるホテルで紹介してもらった居酒屋に入った。
ここで食べた隠岐の島で採れたイワガキはほんのりミルク味がして
最高においしかった。あまり立派なイワガキだったので、殻を持って
帰るように包んでもらった。
また、店のマスターが自分で採ってくるという松江沖で採れた刺身も
非常においしかった。よい店を紹介してもらった。
3日目は松江から出雲大社のほうに向かった。
そして出雲大社を超えて、日御碕(ひのみさき)灯台に行った。
ここの灯台の周りは青い海、岩と白いしぶきできれいだった。
すぐ近くの小さな島はウミネコのたまり場で、我々の近くをすいすいと
気持よさそうに飛んでいた。
灯台は高さが44mで石積みの灯台としては東洋一という。
灯台の中のらせん状の階段が180段くらいあったが、上まで登ると
息が切れた。
しかしそこからの眺めは、断崖絶壁で足がすくむ思いであったが、
最高であった。
次に出雲大社のほうに戻り、駐車場に車を止めた。
出雲大社は今年の5月10日に60年に一度の「平成の遷宮」を終えたばかりで
大国主大神尊(おおくにのぬしのみこと)様がめでたく本殿にお鎮まりになったとか。
この「平成の遷宮」のイベントがあるため多くの人で賑わっていた。
出雲大社は縁結びの神であるが、男女の縁だけでなく、生きるものすべての縁
をいうとのことである。
出雲大社のシンボル的な存在である、大きなしめ縄がある神楽殿をお参りした。
その後、大国主大神尊様がおられる本殿でお参りし、おみくじを引いた。
二人ともまずまずの内容だったので安堵した。
また、秋にお産がある息子の嫁のために安産祈願、まだ結婚していない
息子のために縁結び祈願、そして我々のために交通安全祈願のお守りを
買った。
平成の遷宮の奉祝行事ということで、ちょうど今日から大きなテントの中で
イベントをやっていた。
「津軽神楽」という東北の伝統芸能を少しだけ見た。日頃見れないものを
見ることができた。
大きな神社なので参道も広くて長く、神門どおりには多くの店があり
賑わっていた。
帰りに昼食のために近くの店に入り、出雲名物の三色割子そばと
ぜんざいを食べた。
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