2013年6月19日水曜日

山陰、山口、宮島ドライブ(6) 萩、秋吉台、錦帯橋

5日目はまず萩美術館に行った。
というのも昨日、萩博物館で案内していただいた人から、今日から
「山口伝統工芸展」が開かれるから見に行ったほうがいいよと言わ
れていた。
午前9時から開館だったが、15分前に着き、結局開館一番乗りだった。
「山口伝統工芸展」では山口県の伝統工芸の技を受け継ぐ工芸作家たちの
陶芸、硯、金工、漆芸などを見ることができた。




















萩焼は400年ほど前に、毛利輝元が朝鮮より連れてきた者に焼かせたのが
始まりという。
萩焼は陶器であるが、石川県の九谷焼は磁器であることを美術館の担当の
人が教えてくれた。映像で萩焼の工程を見ることができた。
九谷焼は絵付けがきれいであるが、萩焼は地味な色合いで渋い味わいが
ある。
加賀象嵌についてはこのブログで少し紹介しているが、ここで象嵌の作品も
見ることができた。
萩の町を出る際に。道の駅で、普段使いのリーズナブルな萩焼の湯のみ茶碗と
800円で大量に入った夏みかんを買った。




















続いて、秋吉台に行き、日本最大のカルスト台地を高台から眺めた。
実はここは約50年前に高校の修学旅行で来ている。写真は残っているが、
まったく記憶が無い。




















この近くにある秋芳洞に入った。ここは秋吉台の地下100mにあいた
鍾乳洞である。この入口はなんとなく50年前を思い出した。




















小学生、中学生などの団体客がいっぱいいた。
今日は外は大変な暑さであるが、中に入るとひんやりした。いつも17℃で
一定であるという。
いろいろな形の石灰洞に名称が付いていて、「黄金柱」(かっては滝だったという)
「傘づくし」(天井から下がる鍾乳洞が傘のように見える)、「百枚皿」(斜面を流れ
落ちる水が石灰水を沈殿させ皿のようになった)といったものがすごかった。


































































100年で3cm伸びるというから、「岩窟王」は約8mあるので何万年かかって
できたというこになるからすごい。




















つぎに高速道路に乗り岩国のほうに行った。
ここで有名なのは何といっても錦帯橋と岩国城だ。
ここも修学旅行できており、写真が残っている。その時は橋を渡らなかった
記憶がある。




















岩国3代藩主がアーチ橋を考案し、1673年に完成した。その後、何度も
架け替えがなされているが、優美な姿を変えることがなかったという。




















いろいろな角度から見たが、下から見ると非常に精巧なつくりであることが分かる。




















橋を渡るのは有料で、渡ってみたが、トップの丸くて平らな部分と段差の小さな
階段の境が分かりづらく、ちょっと歩きにくかった。




















その後、ロープウェイに乗って、山頂に立つ岩国城に登った。
岩国城の天守閣から見る錦帯橋も面白く見えるし、岩国市街もきれいに
見えた。




















岩国城は江戸時代に藩主が5年かけて築いたが、7年後に徳川幕府の
策で取り壊しになり、昭和37年に再建されたという。
私が修学旅行で見たのはその2年後である。




















その日、フェリーが出る宮島口のホテルに泊まった。
夕食は鯛の刺身など、鯛尽くしの料理が非常においしかった。


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