今回は、石川県生涯学習センターの現地講座ということで「 手取ジオパーク」を巡った。集合場所は「道の駅 めぐみ白山」で、そこからバスで手取川周辺を数か所回り、講師がいろいろと解説してくれるということだ。
「道の駅 めぐみ白山」からは、昨日初冠雪した「白山」がきれいに見えた。また、近くにはコスモスが咲き乱れていた。(10月22日)
「黄門橋」の一つ上流の「不老橋」の上から上流側の眼下の景色で、大きな岩が所々にあり、その岩は穴が開いていたり、穴に入った石が水の流れで回転することによってできた、さらに大きな甌穴(ポットホール)のいろいろな形状のものが見られる。両側からは滝が流れていて見ごたえがある。
下流側には「夫婦岩」という二つ並んだ奇岩もある。そのうちの一つはめがね岩と呼ばれ、浸食によって柱状の岩の根元に穴が開きめがね状となっている。
「渓谷」といえば一般的には、山と山との間の傾斜地にできるが、ここは日本でも珍しい平地にある。手取川による下方浸食によってできた「手取渓谷」は「対山橋」から「黄門橋」まで約8kmに渡り20~30mの絶壁が続く。初夏の新緑、秋の紅葉の時は白山の眺望と相まって素晴らしい景色となる。