2021年10月22日金曜日

珠洲国際芸術祭(1)見附島 さいはてのキャバレー

今回は、天気が良かったので能登半島の先端の珠洲市でやっている「珠洲国際芸術祭」を見に行った(9月25日)。まず、「軍艦島」として有名な「見附島」に行った。ここには3度目くらいであろうか?前回は子供たちが小学生のころだから約30年位前か?

家を午前7時半ごろ出て10時ごろに着いたが、やはり珠洲までは遠い。

この海岸は「えんむすびーち」と呼ばれる恋人の聖地となっており浜辺にある縁結びの鐘を鳴らしてカップルが愛を誓うという。




















高さが29mあるという軍艦がこちらに向かってくるように見える島は圧巻で「能登のシンボル」となっている。前回は子供たちと連なった石を渡って島近くまで行った記憶がある。



















案内板には、佐渡から能登へ布教に訪れた「空海」が見つけたから「見附島」と呼ばれているという。また夜のライトアップや日の出の時間帯は見ごたえが一段と違うという。



















その後、「道の駅すずなり館」の中の観光案内所で「珠洲国際芸術祭」の作品のマップをもらいに寄った。まだ石川県は「万延防止重点措置」が解除になっていなかったので、外にある会場しかやっていないといわれた。雰囲気だけでも味わいたかったのでそれでOKである。



















ここのトイレの便器の上に写真があったが、「立山連峰」が素晴らしく見えるところのようだ。





近くに「さいはてのキャバレー」という興味をそそるような名前の場所があったので、そちらへ行った。ここは、かって珠洲と佐渡島を結ぶ定期船の待合室として使われた建物である。その後には物産館や食品加工所、レストランなどにも利用されたという。



















建物の中は改装されて「バーカウンター」のような場所があった。棚にはまだ何も置いてなかったが、この部屋は「珠洲国際芸術祭」に来られたお客さんの交流や憩いの場所として使われるそうです。



















部屋の片隅には、昔この辺りの人の生活に使っていたものが乱雑に置かれていた。白黒のテレビは映っていた。




















長押や黒ダンス、和傘、桐工芸火鉢などもある。



















外に出ると石で作られた珍しい卓球台があった。高校時代に卓球クラブに籍を置いたことがある私だが、やってみると昔と同じようには到底いかなかった。玉のはずみは木の卓球台と変わらなかった。海のそばのこういう場所で卓球をやるのも楽しい。
















さいはての地珠洲の内浦、外浦の海や地域独特の倉庫などを見た作家が、ビルの上に描かれた非日常なものを想像するという大きな絵だという。穴から付く出ている棒のようなものは何を表しているのだろう?




















珠洲の風景の特徴である屋根付きのバス停には、数学者であるというロシアの作家が水平垂直方向にアルミのパイプで包み込んで作品とした。これを「珠洲街道五十三次」と名うって他にも3か所に作られている。