2021年10月17日日曜日

能美市巡り(9)久谷陶芸村②久谷五彩館

 能美市巡り(8)久谷陶芸村①ビッグモニュメント 浅倉五十吉記念館の続きで、その向かいにある「久谷五彩館」に入った。他に「九谷焼陶芸館」では、絵付けや作陶体験ができるし、「九谷焼技術者自立支援工房」では、若手陶芸家の自立を支援する施設、工房やギャラリーを備えている。




















365年の歴史を持つ九谷焼は石川県が世界に誇る陶磁器であるが、ここ能美市をはじめ、金沢、小松、加賀などで生産されている。なかでも能美市は作家・職人や卸・販売業者が集結する一大産地となっており、「久谷焼の町」として名を発している。
























能美市における九谷焼産業の祖を築いたのは、佐野町出身の「斎田道開」である。1830(文政13)年にふるさとで佐野窯を興した道開は、生地づくりと上絵描きの分業を提唱するとともに、多くの門弟を育成し、一大産地へと発展させる原動力となった。






「パンフレット」より






























赤、青、黄の色彩を使って草花をきれいに表現



















竹田有恒の釉裏金彩の花瓶。有恒は昭和初期に釉下に金箔を貼る釉裏金彩を完成させた。

江戸後期から明治前期に活躍した寺井町出身の「久谷庄三」は産業久谷の「中興の祖」と言われている名工である。五彩を用いた細密描法の「彩色金襴手」を完成させ、欧米では「ジャパンクタニ」と称賛された。



















「釉裏銀彩四方鉢」中田一於作




















「赤絵金彩人物図大香炉」明治前期



















お皿の上面と側面さらに裏面まで細かい絵が描かれた煌びやかな色絵金彩の皿




















人間国宝の徳田八十吉作 3代徳田八十吉のものは、微妙な色調の違う色釉を用意し、丁寧に塗り分けることによって美しいグラデーション効果を出している。



















群青色の壁の床の間に置かれた美しい九谷焼