2020年6月6日土曜日

金沢港クルーズターミナル(1)

今回は、延期になっていた「金沢港クルーズターミナル」が6月1日にオープンしたので見に行った。(6月4日)
本日も我々のように、地元の見物人が多く来ていた。



















去年まで大型クルーズ船が何隻も到着していたが、海の玄関のターミナルのきちんとした建物がなかったため、何千人もの乗客の船の乗り降りには時間がかかったことだろう。



















金沢港の無量寺埠頭に、大型クルーズ船が停泊する目の前にクルーズターミナルの建物が位置し、駐車場もたっぷりある。



















コロナ対策による手の消毒と検温をした後、建物の中に入ると、待合エリアには、石川県の伝統工芸作家の製作されたシンボル柱が2本きらびやかに立っていた。
輪島塗の「煌き」は前 史雄氏と「玉響」は山岸一男氏の作品で、いずれも「沈金」の重要文化財保持者である。
























 黒漆と金箔の金沢漆器「飛翔」は中野孝一氏の作品で「加賀蒔絵」そして加賀友禅の「波遊び」は中町博志氏の作品である。
























 九谷焼の「能登外浦の春秋」は吉田美統氏の作品で、「釉裏金彩」の重要文化財保持者、上方の小さな四角の模様は「加賀縫」と「牛首紬」で作られている。
























 加賀友禅の「松林とカモメ」は柿本市郎氏の作品で加賀友禅技術保持者である。
























他に、1Fには「CIAエリア」は広い空間があって、乗船客4000人の出入国手続きを2時間以内で対応できるという。また、観光案内所もあり、観光情報やイベント情報などの利用ができる。
2Fには、体験コーナーやレストランがある。



















エリザベスクイーンや日本丸、飛鳥などのクルーズ船のジオラマが飾られていた。


































この金沢港のジオラマがあり、大野町や粟崎町、「ゴルフ場のリンクス」、大野川に架かる橋など様子がよく分かった。




















映像が薄くてよく見えないが、昭和24年の写真と現在の写真が並べて映されていた。昭和24年の頃は大野川が細いまま海まで流れていたが、金沢港を造るために大きく掘られ、昭和45年に開港し、その後も水深を深くする工事を進めて、大型クルーズ船が来るようになった。



















「金沢港学び体験ルーム」には、金沢港の学習コーナーやクイズなどがあり、子供や大人まで学べるエリアがある。



















「金沢港操船シュミレーター」は、船上から見た金沢港を旋回する様子を再現しており、時間帯(朝・昼・夜)や天候(晴れ・雨・嵐)を変えることができるという。