本日も我々のように、地元の見物人が多く来ていた。
去年まで大型クルーズ船が何隻も到着していたが、海の玄関のターミナルのきちんとした建物がなかったため、何千人もの乗客の船の乗り降りには時間がかかったことだろう。
金沢港の無量寺埠頭に、大型クルーズ船が停泊する目の前にクルーズターミナルの建物が位置し、駐車場もたっぷりある。
コロナ対策による手の消毒と検温をした後、建物の中に入ると、待合エリアには、石川県の伝統工芸作家の製作されたシンボル柱が2本きらびやかに立っていた。
輪島塗の「煌き」は前 史雄氏と「玉響」は山岸一男氏の作品で、いずれも「沈金」の重要文化財保持者である。
黒漆と金箔の金沢漆器「飛翔」は中野孝一氏の作品で「加賀蒔絵」そして加賀友禅の「波遊び」は中町博志氏の作品である。
九谷焼の「能登外浦の春秋」は吉田美統氏の作品で、「釉裏金彩」の重要文化財保持者、上方の小さな四角の模様は「加賀縫」と「牛首紬」で作られている。
加賀友禅の「松林とカモメ」は柿本市郎氏の作品で加賀友禅技術保持者である。
他に、1Fには「CIAエリア」は広い空間があって、乗船客4000人の出入国手続きを2時間以内で対応できるという。また、観光案内所もあり、観光情報やイベント情報などの利用ができる。
2Fには、体験コーナーやレストランがある。
エリザベスクイーンや日本丸、飛鳥などのクルーズ船のジオラマが飾られていた。
この金沢港のジオラマがあり、大野町や粟崎町、「ゴルフ場のリンクス」、大野川に架かる橋など様子がよく分かった。