2019年6月12日水曜日

日光 那須ドライブ(2)日光東照宮①

日光 那須ドライブ(1)華厳の滝 中禅寺湖の続きで、次の日はすぐに日光東照宮に行った。世界遺産となった豪華春蘭の彫刻と色使いの社殿などが見れるということでワクワクしながら行った。広い参道の周りに大きな杉の木が建ち並んでいる。



















日光東照宮は、徳川家康の遺言を受けて、1617(元和3)年に二代将軍秀忠が創建した家康の霊廟である。当初は質素な堂だったが、、三代将軍家光が行った「寛永の大造替」で、きらびやかな建物に建て替えられたという。現在の金額で400億円相当の工費が投入され、1年5か月という短期間で完成したという。
この鳥居は1918(元和4)年に九州筑前藩主・黒田長政が奉納。鶴岡八幡宮、京都八坂神社とともに日本三大石鳥居といわれているものである。


その鳥居の横に、1818(文政元)年に再建された立派な五重塔が建っている。
























1層に彫られた十二支の動物が方向を表している。入口上部の右に寅は家康公、中央に卯は秀忠公、左に辰は家光公を表している。この三公の性格がそのまま干支に表れているような気がする。



















ここの芯柱は耐震耐風を目的として、吊り下げられ10cmくらい浮いた状態となっている。東京スカイツリーにも応用されたものだ。そとから建物の隙間より、浮いている状態が見えた。




















日光東照宮の最初の門である「表門」には、両側に「阿吽の仁王像」が安置されている。



















 「表門」をくぐると目の前には3棟の校倉造りの「三神庫」の建物で、お祭りの道具や御神宝を収納しているという。
下の写真は「中神庫」



















「下神庫」。上部に「想像上の象」が刻まれている。狩野探幽が聞いた話だけの資料を下にして下絵を描いたという。実際の象とは耳や尾っぽが異なるユニークなものだ。


その背後には「神厩舎」の建物がある。ここには、真っ白な毛並みの神に仕える神聖な馬を飼育する馬屋である。この建物は1635(寛永12)年に建てられ、日光東照宮で唯一漆が塗られていない素木造りである。



















この長押の上に「三猿」が彫刻されているが、これが日光東照宮の中でもひときわ人気のあるものである。陰陽五行思想で、猿は馬の病気から守ると言われ、「神厩舎」に彫刻が施され、8面16匹で猿の一生を描き、人生を物語るという。
下の彫刻の中央が「三猿」で「見ざる、言わざる、聞かざる」という言い回しが有名である。



















母子・幼年期・少年期・・・・・・結婚・妊娠そしてまた母子に戻り繰り返す。