2019年4月1日月曜日

東京 浜離宮恩賜庭園(1)

今回は東京に用事ができたので、北陸新幹線に乗って東京に行った(2月25日)。車窓からすばらしい「妙高山」付近の雪景色が見えた。



















東京で用事を済ませた後、前から見たいと思っていたところを見物した。まず行ったのは、新橋駅から歩いて10分くらいのところにある「浜離宮恩賜庭園」に行った。「大手門橋」を渡り、両側に立派な石垣を備えた大手門をくぐった。



















ここは、海水を入れた潮入の池とふたつの鴨場があり、江戸時代には江戸城の「出城」としての機能を果たしていた徳川将軍家の庭園である。1654(承応3)年に徳川将軍家の鷹狩り場に4代将軍家綱の弟で甲府宰相の松平綱重が、海を埋め立てて甲府浜屋敷と呼ばれる別邸を建てた。その後、綱重の子供の綱豊(家宣) が6代将軍になったのを契機に、この屋敷は将軍家の別邸となり「浜御殿」よばれることになった。
以来、歴代将軍によって幾度かの造園、改修工事が行なわれ、11代将軍家斉のときにほぼ現在の姿の庭園が完成したという。



















門のすぐ右側に今見ごろとなったピンクや白い梅が咲きほころんでいた。

































その横には「300年の松」と呼ばれる、今から300年前の1709(宝永6)年に6代将軍家宣が、庭園を大改修したとき、その偉業をたたえて植えられたといわれている松で、太い枝が低く張り出し、その偉業を表現するような雄姿は往時をしのばせるもので、都内では最大級の黒松だという。



















その先に「築地川」に繋がる水門と「内堀」


































「お花畑」にはちょうど「ナノハナ」がたくさん咲いていた。



















「ナノハナ」と梅のコラボ

































江戸時代の絵図にはいくつかの稲荷社が描かれているが、この「旧稲生神社」はその建築法から江戸時代後期のもであるが、関東大震災などで大きく破損したが、その後大修理を行い創建当時の姿を伝えているという。



















さらにその先も梅林になっていて、見ごろの梅がきれいに咲いていた。