2021年12月12日日曜日

手取ジオパーク巡り(6)白山比咩神社②

 手取ジオパーク巡り(5)白山比咩神社①の続きで、さらに境内を歩く。

「手取川」の案内板があり、白山山系を源とするわが国有数の急流を持つ県内随一の河川で、飲み水や水力発電、農業用水などに石川県の多くの市町村に供給されている。

旧社地は前回のブログで紹介した「旧加賀一の宮駅」の近くの古宮公園安久涛の森にあったが、1480(文明12)年たいかによって大伽藍が消失した後、現在地に鎮座したという。現在は全国に三千余りの「白山神社」の総本山である。


白山を水源として「九頭竜川」、「長良川」、「庄川」といった大河が、各地の県に注がれている。万年雪を持つ白山は四方に向かい、各々の平野を潤す。白山が平野部から信仰される第一は恵の水を与えてくれることだという。
























参道を上がったところからは、手取川や鶴来の街並みが見える。



















三つの鳥居をくぐった後、「神門」がある。



















切妻造り、銅板葺き、檜造りで唐破風の屋根の外拝殿で、その後ろに直会殿、拝殿、幣殿、本殿まで一直線に並んでいる。



















「遊神殿」は、参拝者の受付、控室、休憩所などに利用されている。私の以前の車はここで祈祷してもらった。














明治時代の「白山比咩神社の景」の絵図



















帰りに知人から蕎麦のうまい店と聞いていた「蕎麦処 さかい」で昼食をとった。



















午後1時頃になったので、ここの店員がそれまで多くの人はいたと言っていたが、広い広間は我々貸切状態であった。ここの襖いっぱいに墨絵で書かれたすばらしい「白山」の絵が描かれていた。



















ここの亡くなった先代のご主人が描いたもので、部屋のあちこちに飾られていた。



















「天ぷらそば」と「なめこおろしそば」を食べたが、噂通りで非常においしかった。