ちょうど、この日(4月6日)は桜が満開ということと、天気が良かったので、大いに楽しむことができた。金沢城の「お堀通り」は両側の桜の木が満開で、さながら「桜の回廊」をくぐるという感じであった。
「石川門」の「一ノ門」から兼六園方向を見る。
石川橋から本丸方向を見る。百閒堀園地は桜の花で隠れて見えない。
兼六園には40種類、450本の桜の木がある。
兼六園が満開といえば、「ソメイヨシノ」が満開の時期をいうが、まず3月に百閒堀緑地の「カラミザクラ」から咲く。そして4月の上旬の200本の「ソメイヨシノ」が咲き、それを終えると一重系の濃紅色「兼六園熊谷桜」、白色の「旭桜」の花が咲き、次いで八重系の花びらに葉緑体がある珍しい品種の「福桜」や「塩釜桜」などが咲く。その八重桜でも珍しいのが「兼六園菊桜」である。
これらは、現状はまだ咲いていない。
「旭桜」
「兼六園熊谷桜」
「福桜」
2本のうちの1本が今年の3月に移植されたばかりだが、「兼六園菊桜」は今年どのように咲くのであろうか?だいぶ前に移植された「尾山神社」や羽咋の善正寺の菊桜は見ごたえがあるという。
「眺望台」から「山崎山」方向に歩くと、「ソメイヨシノ」より1週間から後に咲くという「枝垂れ桜」が見事に咲いた。
その近くに「イトクグリ」という花が丸く咲いていて真ん中が抜けている珍しい桜があることを聞いた。
結婚式の前撮りであろうか、桜をバックに婚礼衣装に和傘を持った二人を、後ろからであるが撮ることができた。
「花見橋」付近の曲水辺りの桜もすばらしい。
10月ごろから咲くという「十月桜」は4月になってもまだ咲いていた。咲いてすぐ散る「ソメイヨシノ」と違って、派手ではないが息の長い桜だ。