2016年4月13日水曜日

寺町台地と犀川沿い(5)不老坂 上菊橋 いしかわ子ども交流センター 

寺町台地と犀川沿い(4)の「宝集寺」から、「寺町1丁目」交差点の斜め向かいに三十三観音の第十一番札所の「祇陀寺」(ぎだじ)という寺がある。
1325(正中2)年、現在の白山市の吉野谷地区に建立された。開山は大智禅師で、その後、一向一揆により消滅したが、越中宇山、金沢八坂、西町を経て、現在に至るという。明兆(兆殿司)作の涅槃図があり、金沢市の指定文化財になっている。




















ここの地蔵尊は小児の頭瘡(できもの、別称「がっぱ」ともいうが、今でいうアトピーか?)に??があるという。




















「祇陀寺」の向かいの通りに入ると急坂がある。ここは、十一屋町から上菊橋へ下る橋で「不老坂」という。すぐ川下にある「長良坂」より平均斜度は2度ほど緩く、最高斜度は8度、総延長264m、高低差17.4mである。両側に手摺があり、車も片側1車線で楽に通れる。




















坂の途中に「不老坂」の石柱があり、「細く急な坂道であったが、明治の中ごろ上菊橋とつながり、のち拡張整備され縁起の良いこの名がつけられたという。近くに風呂屋があり、不老長寿によいよいうので、この名で呼ばれたという」とあった。


























昭和54年に「下菊橋」から「新不老坂」が開通してから交通混雑がかなり解消されたという。それまでは、小立野台地と寺町台を結ぶ交通量の多い重要な坂だったらしい。





















坂の下には立派な「上菊橋」がある。10数年前に向こう岸の菊川に住んでいる知人宅へ寄った時には、まだ工事中で通れなかったので、建て直されて10年位というところか?




















「上菊橋」から上流方向は「犀川緑地」という公園になっているが、50年ぶりでここへ来たが、すっかり変わっている。河川敷ではゲートボールを楽しんでいる人でいっぱいだった。こういう天気の良い日は気持ちがよいだろう。




















このすぐ近くに「いしかわ子ども交流センター」がある。ここには、遊び・文化芸術・科学などの体験の場、健全育成や子育て支援のための情報提供・相談などを行っているという。




















中に入ると、子供たちが気軽に運動できるように、ジュニア用のトランポリンやロッククライミングがあり、父母、祖父母と一緒の子供たちがたくさん利用していた。




















また、鉄道模型コーナーでは、新幹線や蒸気機関車、ブルートレイン、サンダーバードなどを、トンネルや駅などがあるところを走らせ、解説していた。多くの子供たちが見入っていた。




















別のコーナーには、将棋やオセロがあり、おじいちゃんと小学生らしい人が一生懸命やっていた。