2022年12月17日土曜日

東京(1) 池田山 ねむの木

今回は、コロナ禍の旅行自粛も緩まり、10月末ごろに3年ぶりくらいで東京に行った。 

品川付近に約10年間くらい住んだので、久しぶりに東京の空気を吸いたかったのと、当時の近所の人と久しぶりに会うため、品川周辺がどいう風に変わったか見たいと思い出かけた。

まず、五反田駅付近で知り合いにあった後、そこから5,6分で歩いて行ける池田山にある「ねむの木公園」に行った。実はこの庭は上皇后美智子様がご成婚までを過ごされた、正田邸の跡地である。



















ここの玄関は、美智子様がまだ成婚前にここに住んでおられたころのままだという。ここの敷地にあった旧正田邸の建物は、昭和初期に建てられた趣のある建物だった。保存運動もあったが、解体され、その後、品川区が跡地を公園用地として2004年に公園として開園したという。


















約200坪の庭園には、約60種類の草花、50本の樹木が植えられている。池田山の閑静な雰囲気に溶け込んだ、ほっと心が和むお庭だという。



















正門を入るとすぐ左手に、ここのシンボルであるねむの木がそびえている。ねむの木はマメ科の落葉高木で、山野や河原に多く見られ、夕方に葉を閉じる性質を持っているという。
ねむの木の後ろの下側が茶色で上がカラスのものは、正田邸の暖炉をモチーフにしたガス灯である。夜間にはこのガス燈が灯り、庭を照らすという。
























「白樺の木」が植えられていたが、白樺の木にちなんだ和歌が描かれていた。
























こちらには多くのきれいな花が咲いており、ガラス板の向こうにも樹木や花がいっぱいある。


















上皇両殿下陛が傘樹記念に植えた「タラヨウの木」があったが、両殿下が和歌を古くから愛されたことから、古くから葉の裏に文字を書いて「はがきの木」として使われた木である。




































赤い「サルビア」の花が咲いていた。


















こちらには、「プリンセスミチコ」の札が建てられていた。奥に見えるのグループは近所を散歩するシニアの人達であろうか?ガイドの人がこの庭を説明していた。


















周辺に住宅地図があって、この庭の裏には「正田」と描かれていたが、美智子様の親族の家であろうか?


















近くには今話題のウクライナの隣国の「ベラルーシ共和国」の大使館があった。