2022年8月6日土曜日

伏見川 大雨

昨日の明け方にひどい雨が降っていた。その後、朝になっても大雨が続いていて、少し不安になってきた。テレビでは山形方面で、線状降水帯があって大雨で、川の氾濫や土砂崩れなどを放映していた。(8月4日)

この辺りも時々激しい雨音が聞こえる。それでネットで「雨量データ」や付近の降水量、今後の雨量の動きなどを食い入るように見ていた。金沢市の「雨量データ」に時々赤や緑マークの雨雲が走っているので、少し心配になってきた。

午前10時ごろになると、伏見台校下にスピーカで「避難指示」が出た。窓を開けないとスピーカの音が聞こえない。また、パトロールカーも周辺を周っていて、「避難指示」を訴えていた。

この日の午後に、町の方に出かける用事があらかじめ決まっていたので、短時間ということで今後の雨量予報を見て出かけることに決めた。近くの伏見川は、いつもの風景とは全く違っていて泥水が大量に流れていた。

































用事が終わり、1時間ほどでで帰ってくると、さらに少し水かさが増えたような気がするし歩道の下の階段の3,4段まで濁流が来ていた。


















そういえば16年前に、今回と同じくらい階段3,4段の所まで川の水が来たことがある。その当時は町会の三役をしていたので、他の役員と「県央土木事務所」へ「川床にたまった土を掘ってほしい」と陳情に行ったが、「予算がないからできない」とあっさり断れた。しかし次の年にあの浅野川水害が起きると、すぐ後にショベルカーが入って掘っていった。実際に災害が起こらないと動かない県の対応にうんざりしたものだ。その後2年おきに掘っていたようだが、今回は2年間掘っていなく、随分土砂がたまっていての今回の大雨である。いつも後手後手になっているようだ。


















近くの休耕田に雨水がたくさんたまっているところに多くのカモやサギなどいたが、川の流れがひどいのでここに避難しているのだろう。


















次の日の朝午前5時半ごろに伏見川沿いに散歩に出かけた。そして川を眺めると水がかなり引いていて、階段が10段位見えるほどになっていた。また昨日は全く見えなかった、両側の雑草が見えている。これでかなり安心した。































川の水の下に沈んでいたため、倒れている雑草の上にいるサギ


















近くにいる孫から聞いたが、孫の友達が祖父母と一緒に避難所の「伏見台小学校」に行ったらしいが、人は非常に少なかったと言っていた。この避難対策には、まだまだ課題が多いようだ。
ところで最近は地球規模の気候変動によるのか、毎日のように日本全国のあちこちで水害被害が出ている。予測のできない線状降水帯が発生し九州、青森、山形、北陸、滋賀など日ごとに替わる水害地。これは今後どこにいても災害に遇う危険性があるということだ。今回の場合も、小松、白山市の線状降水帯がもう少し北にきていたら、伏見川も氾濫していたかもしれない。
県や市もやることがたくさんあるが、自分の家は自分で守るということも必要と感ずる最近である。
下は次の日の新聞記事