2022年8月24日水曜日

漆の昆虫館(輪島漆芸美術館)

 輪島塗の地球儀(輪島漆芸美術館)も続きで、その後館内の展示物を見た。立派なピアノの譜面台にも金箔の細い線が描かれた輪島塗が施されていた。



















漆採取後の漆の木が展示されたいた。触るなと描かれていたが、かぶれる恐れがあるのだろう。漆の木は最近では、日本で貴重な存在となっているという。























館内では、ちょうど「漆の昆虫館」という特別展で、昔から自然な題材として政策をすることは、絵画や工芸技術の世界で盛んに使われてきた。漆芸の世界でも色とりどりで繊細な虫たちが、多彩な加飾で技法で優美に表現されている。


























古坂邦夫「みつを運ぶ」1982年はミツバチと巣に赤いきれいな花が表現されている。

























林暁「乾漆蝶蒔絵箱」1992年











   







青木洋介「守箱(蜻蛉)」2009年は螺鈿の技法を使っている。鮑や夜行貝の真珠層を文様の形に切り抜いて漆で塗りこめている。


















蒔絵宝石箱「蜜」(中野喜久治二)平成7年頃
























黒漆箱に、大きな葉と魚か?


















秋乃野飾皿(三谷吾一)昭和50年代 金色の蝶に葉っぱ


















こちらは黒色漆に夜行貝の青い文様があるが、「松田権六」の作品にもこのようなものがあった気がする。


















花文錫日田脱飾皿(中国 成都漆器工芸蔵)
































音丸耕堂「木彫菓子器」は木の地の上にバッタが浮き彫りになっている。