2021年3月23日火曜日

2021年3月 尾山神社・長町武家屋敷ぶらり(1)

今回は、いつもよく行く「 尾山神社・長町武家屋敷」をぶらりと歩いた。コロナ禍で観光客も少なかった。尾山神社内では、この時期に咲く梅が咲きほころんでいた。




















こちらは白い梅





































雨上がりなので、ピンクのきれいな梅の花びらの下にはしずくが付いていた。



















神門の横の隅にも梅が咲いている。



















神門の前の階段下の鳥居横に「西内惣構え」の案内板があり、明治6年に尾山神社が加賀藩初代前田利家を祀るために創建され、同8年までに全面の惣構えは大幅に埋められ水路となったが、昭和20年代に暗渠化され今日に至っていると描かれていた。ここでは昭和初期の頃の景観を映した写真を記載している。





















香林坊の旧日銀と東急ホテルの間の路地を通り、坂を降りると鞍月用水(西外惣構堀)に橋があり、欄干の形をした石造物に「賑橋」と描かれていた。この橋は藩政期にはなかった。また今の旧日銀跡の所には、藩政期に「高畠家」とがあるが、ここで「加賀騒動」で有名な真如院の子(八十五郎)が幽閉死した所だという。

















その向かいの公園前に、経済産業省から「はばたく商店街30選」に選ばれたとして、せせらぎ通り商店街のマスコットキャラクタ「せさミィ」が飾られていた。
























今日も鞍月用水は満々と水が流れている。
























ここら辺りは、現在の惣構跡の堀と土塁があった名残が金沢でも一番わかるところだ。土塁の高さが9mくらいあったというから、洒落た「めがねとカフェ」の店の建物の高さより高いことになる。現在は建物の裏道へは2階から出ることになる。