北信越ドライブ(6)飯山①の続きで、「展示試作館・奥信濃」の建物は高台にあるので、前に出ると眺望が良い。奥の山並みの手前にある小高い山は「飯山城」があった所である。飯山城は、戦国時代に上杉謙信が建てた城だという。その奥には「千曲川」が流れているが、先日の台風19号で決壊した所は長野市の方であるが、この辺りは「千曲川」に流れ込む支流が氾濫し、その近くの商店街は泥だらけになったという。テレビでは長野県では「千曲川」だけを放映していたが、この辺りでもあちこちで浸水被害を受けたという。
続いてその隣にある「常福寺」に行った。高い階段を上ると山門があり、その奥に本堂がある。
ここは、飯山藩主・佐久間備前守が城下町の経営のために、市内小境から寺領を与えられ移転させたという曹洞宗のお寺であるが、藩主の信仰の厚さがうかがえるという。
またここは、「いいやま七福神」の大黒天も祀られており、付近のお寺を巡って御朱印を集めて色紙を完成させる「七福神めぐり」ができるようになっている。
山の懐に点在する寺々の歴史に触れ、飯山を訪れた文人墨客の足跡をしのぶ散策に適した「寺巡り遊歩道」がある。もっと時間があれば、じっくり歩いてみたいところだ。
ここから下へ降りると「高橋まゆみ人形館」という人形作家の館があったが、その向かいには蔵の中で楮を手漉きによる和紙を纏った「内山紙作り」のアクセサリーが並べられていた。飯山独自の工芸品だろう。
家内が記念に手頃な値段の「内山紙作り」のイアリングを買った。
歌にもある「銀座の柳」の2世だという木があった。
昼時になりお腹が空いたので、その隣にあった食事処に入った。ここで「伝統郷土食」という笹の上にコシヒカリのこめにゼンマイやシイタケ、卵など載った昔ながらの作り方というものを食べた。
その先には単線の「JR飯山線」のレールが走っていた。