2025年1月9日木曜日

湯涌温泉(3)温泉街②

 湯涌温泉(2)旧江戸村 温泉街①の続きで、温泉街の宿などについて説明する。まず、温泉街の入口に「観光協会」があり、そこで地図をもらった。











そこにあった昔の湯涌温泉の写真があった。。いつの時代か分からなかったが、たぶん明治~昭和初期のころではと思う。道路の真ん中に小さな川が流れているが、現在の地図に載っている「湯の川」か?
































観光協会のとなりに「いわく温泉 いろは館」がある。


















ここは、「湯涌ぼんぼりまつり」のポスターや写真、グッズなどが置かれていた。この祭りは、2011年に放送されたテレビアニメ「花咲くいろは」のモデル舞台となった湯涌温泉街でスタートしたもので、放送開始以降多くのアニメファンが訪れるようになった。
毎年7月から300基のぼんぼりを設置し、10月の連休に祭事を行っているという。温泉街入口からいわく稲荷神社を通り、お焚き上げの儀を行う玉泉湖までやく500mを隊列の行列が進む形式である。毎年、この時期には湯涌温泉の旅館が満室になるほど、アニメファンのみならずカップルや家族連れなどが多数訪れる行事となった。
2011年当時は、こんなアニメのものが流行るか疑問に思ったが、若者などで大人気となり、その後も金沢市内の文化施設でも以前はシニアが多かったのが、アニメに絡んだイベントが多くなり、若者や家族連れなどが来るようになった。


















温泉街を歩いていくと、左手に通りがあるが、この通り沿いに4軒の温泉旅館がある。その通りの右側の2軒は能登にある「百楽荘」に経営が変わっている。以前は「戸田屋」と「あたらしや」という名前の旅館であった。その頃に小学校の同窓会があったことを覚えている。


















「百楽荘」といえば、能登の九十九湾付近にあったところは、随分前に岩のトンネルをくぐって、海を見ながら食事をした覚えがあるが、いつの間にか湯涌温泉にも進出しているんだなあと思った。


















その突き当りには、前回の「旧江戸村」に代わり、江戸時代の加賀藩にあった農家などの豪邸が並んだ「江戸村」がある。ここは、以前に入ったがあまり覚えていないので、改めて入った時に紹介したい。


















この辺りから見える山々にはうっすらと雪化粧していて、いつも見る山々と違って非常にきれいだった。


















湯涌温泉で一番の大きかった旅館と思われる「かなや」が「自然ゆめ館」に名前が変わっていた。やはり経営がきびしかたのだろうか?金沢の町中にこれだけの人が来ているのだから、宿泊する人も多いと思ったが・・・


















その奥に「金沢夢二館」の建物がある。こちらは、2000年に開館し、以前に宿泊した後入ったことがある。竹久夢二の作品やゆかりの品々が展示されている。夢二が1917(大正6)年9月24日から10月16日まで、この温泉の山下旅館(現在の:お宿やました)に滞在したことにちなんで建てられた。「大正ロマン」の美人画家として有名である。


















一番奥にある旅館「やましたや」は、加賀は歴代藩主も足繁く通ったというお宿で、大正時代には竹久夢二が恋人の彦乃と滞在した場所として有名である。こじんまりとした旅館だが料理がとくに自慢のところである。