2023年6月27日火曜日

東京 深川(1)深川不動堂

 東京に急用ができ日帰りで行ったが、2時間ほど空き時間ができたので、地下鉄「東西線」に乗って「門前仲町」で降りて、「深川不動堂」と「富岡八幡宮」に行った。以前には「深川・清澄庭園」に行ったことがあるが、その近くである。

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「門前仲町」の駅を出て大通りを渡ると、すぐに「深川不動堂」が見えた。













その建物の前には、駅の名前の通り「門前町」らしい風情のある構えの店が並んでいた。



















下の写真の骨とう品屋の店には、明治時代に作られたという「桐たんす」の上にレトロな茶碗や皿、そして明かりなどが置かれていた。他にコーヒーや抹茶、ソフトクリーム、わらび餅などを食べながら、ゆっくり一服できる店も多く並んでいる。


















「日本一固いせんべい」と描かれていたので、ちょっと面白いと思い後で買った。家に帰ってから、歯が折れないか注意しながら食べた。


















「深川不動堂」は成田山新勝寺の別院で、厄除け・開運・安全祈願の参拝客を集め、1・15・28日は縁日で参道も境内も大いに賑わうという。本堂は1862(文久2)年に建てられたが、震災や戦災などで焼失し、その後に千葉県龍渕寺から移築されたものだという。



















境内前の立派な灯篭


















正面の木造の建物は旧本堂であるが、平成23年に開創310年事業で新しく建立された参道の左側にある建物が本堂で、御本尊などはこちらに遷座された。外壁はお不動様のご真言に包まれた「真言梵字壁」というもので、仏の力に守られた建物となっている。


















その横には手水鉢があるが、「深川竜神」と呼ばれ農耕儀礼の神様で、農業や水産業が豊かになることを祈り勧請されたという。


















境内の一番手前に大きな香呂があり、そこで線香に火をつけて灰にさして、頭や顔に煙をかけてよくなるようにと祈ったがもう手遅れか。

























旧本堂で、丁寧にお参りしてきた。


















白い大きなわらじにお守りがたくさん掛けられていたが、これは足腰の息災を願うお守りだという。
























境内の右側には、総欅葺きの社殿は成田山新勝寺にある「成田山開運出世稲荷」の分霊があり、開運成就のご利益があるという。


















旧本堂の右側に「祈祷殿」があるが、こちらでは車の交通安全を祈願する場所である。