2023年6月3日土曜日

21世紀美術館 無料ゾーン見学(1)

 今回は、久しぶりに「21世紀美術館」に行き、「無料ゾーン」を廻って展示物などを見学した。「マルビー」の建物の外には、市役所側にある銀色の球体が集まったオブジェ「まる」がある。



















「石浦神社」側には、シアン、マゼンタ、イエローの3色のガラスを組み合わせた「カラーアクテュブハウス」がある。色が重なると別の色になって見え、子供たちの遊び場となっている。写真のその上に見える石垣の上には、金沢城の「辰巳櫓」があった場所である。


















反対側には二つの茶室があり、その前の芝生の上に中学生らしき生徒がラッパ上の菅に頭を突っ込んでいる。































ヤン・ファーブルの「雲をはかる男」は、独房で鳥類学者担った囚人の言葉に着想を得て制作された。独房に入って「これから何をして過ごすのか」と言われ「いつも雲をはかって過ごすさ」と答えたという作品である。自分の体に石膏を当てて作ったという。


















先日に金沢であった教育サミットに参加した各国の代表者が見学した「スイミングプール」で、プールの前に入るのは有料となっている。


















天井が開放されているブースがある。ここの部屋にゆっくり座って、空の景色を眺め雲の動きをじっくり見ているだけで、一つの美術になるということである。冬に雪が降るとこの展示室の中の床に雪が積もるそうだ。


















奈良美智の作品「パック・アップ・ザ・ドッグ」で、展示室に寝ているぐったりした大きな犬に、お客さんが家で眠っている古着や布をを持ってきて詰めて、元気にさせるという市民参加型の志向だ。


















「顧剣亨」は、「デジタルウィービング」という複数の写真をピクセルごとの編みこむという手法で、まるで織物のような質感を持つ写真作品である。今回は、中国の森の中を高解像度カメラで撮影したものを紹介しているが、写真だけのものと織物で編んだものを加えていった作品との違いが鑑賞者の目に感性を変化を想像させる。織物で編んだものは、やはり柔らかさや暖か味が感じられる。


















詳細に見ると織物で作られているのが分かる。


















こちらは、写真だけの作品