2022年9月3日土曜日

七尾 一本杉通

「花嫁のれん展」を見た後、「 一本杉通」へ行った。ここは、七尾駅前を流れる御祓(みそぎ)川に架かる赤い欄干の仙対橋から桜川の小島橋までのやく500mのまっすぐな通りで、行く600年以上の歴史があるという。この 一本杉通には、50店舗あまりの店が立ち並び、建物は主に寄棟造の町屋で、国登録有形文化財に指定されており、当時の面影を残している。








「鳥居醤油店」は藩政時代から続く商家が明治38年に焼失したが、明治41年に再建された。それで耐火に強い黒い漆喰の土蔵造りで国指定有形文化財の建物である。店前のかかる暖簾には、篆刻で「鳥居」と神社の⛩マークが入っていた。




















珠洲産の大豆、麦、塩、中能登産の小麦を使い、伝統製法の手仕事で仕込んで2年間熟成させる天然製法を守り続けながら醤油を作っている。


















昆布処海産物「しら井」は、各種昆布と能登の海藻などを販売している。この店は、つい最近まで金沢の東山にも店を出していた。私もそこで「昆布巻き」を買ったことがある。



















1931(昭和6)年からの創業から、素材の厳選と手を惜しまぬ製法を続ける老舗である。毎朝ここで数時間いこむ鰊昆布巻きと鰊飴だきを手作りで作り売っている。おぼろ昆布、昆布佃煮、干物、巻ぶりやクチコなど珍味が路いろいろな海産物が並んでいる。


















北海道「知床」で採れた長い立派な羅臼昆布が展示されていた。


















明治初期創業で、植物油をろうに、和紙を灯芯の持ち入る伝統製法を継ぐ和ろうそく製造元である。


















菜の花や米糠を原料とする品、曲線をモチーフにした斬新な品、日本の花々を描いた品、幾何学文様を施した品など種類が多い。
































ろうそくの材料や制作のための和紙や芯、巻棒、包丁など小道具が展示されていた。


















こういう手作りで蝋燭を作っている店は、全国でも20か所くらい、石川県ではここだけと説明がしてくれた。そういえば10数年前に岐阜県飛騨の古川で見たのを覚えている。あの時はNHKの朝ドラで放映した後だったと思う。


















「七尾フィッシャーマンズ」付近の七尾湾の前で見たかごめの会合の風景