2022年4月15日金曜日

金澤シャンソン 道林寺 

今回は先輩に誘われて 、長町の細長い路地の一角にぽつりとある「ラ・カシェット」という洒落た建物の中で、シャンソンが聞けるということで行ってきた。

























武家屋敷の土塀が所々残っていたりする、古い街並みの中に洋風のレンガ調の建物で、ここではイベントなどを開くために貸す建物であろうか?











毎週金曜日に、ここで「金澤シャンソン」ということで、歌を聞かせてくれるということである。シャンソンを生で聞くのは初めてなので、どういうものか興味があった。

路地裏に迷い込むと夕闇の中にぽつりと明かりが漏れる。そこから懐かしい調べが耳に心地よく響いてくるシャンソンの似合う町「金澤」とパンフレットに描かれている。















シャンソンと聞くと、パリの街角でアコーディオンの伴奏に乗って流れる優雅な歌、すなわち「枯葉」や「愛の賛歌」などを思い浮かべる。シャンソンというとフランス語はイタリア語のカンツォーネ」やスペイン語の「カンシオン」などと同じ語源を持ち、「歌謡」「小唄」という意味で、フランスのポピュラーソング(大衆歌謡)すべてを言っても過言じゃないという。

私の少ししか知らないシャンソンの歌では、アダモの「雪が降る」、イブ モンタン「枯葉」そして日本では、越路吹雪の「ラストダンスは私に」や「ろくでなし」などである。



















素敵なシャンデェリアの下のスタジオにピアノやマイクなどが置かれていた。



他にはワインやビールなどが飲めるカウンターバーやテーブルがいくつか置かれた客席があった。お客さんはほとんどが常連さんのようで、親しげに話しされていた。



心地よいピアノの音に合わせて二人のシャンソン歌手が前半5曲、後半5曲、計20曲の歌を聞かせてもらった。私の知っている曲は「ひまわり」と「シェルブールの雨傘」と2曲だけであった。学生の頃の映画音楽だった記憶がある。



















































この近くにコンクリ造りの立派な「道林寺」というお寺があるが、このお寺の情報はほとんど得られなかった。


















その傍らに「石川舜台」の銅像があった。この人は真宗大谷派の寺に生まれ、教団の組織、学制の近代化に尽力した人で、東本願寺の事務総長に3度就いた。その活動は日本仏教を世界、特に中国や朝鮮に布教したという。「道林寺」の第24世住職である。