今回は先輩に誘われて 、長町の細長い路地の一角にぽつりとある「ラ・カシェット」という洒落た建物の中で、シャンソンが聞けるということで行ってきた。
毎週金曜日に、ここで「金澤シャンソン」ということで、歌を聞かせてくれるということである。シャンソンを生で聞くのは初めてなので、どういうものか興味があった。
路地裏に迷い込むと夕闇の中にぽつりと明かりが漏れる。そこから懐かしい調べが耳に心地よく響いてくるシャンソンの似合う町「金澤」とパンフレットに描かれている。
シャンソンと聞くと、パリの街角でアコーディオンの伴奏に乗って流れる優雅な歌、すなわち「枯葉」や「愛の賛歌」などを思い浮かべる。シャンソンというとフランス語はイタリア語のカンツォーネ」やスペイン語の「カンシオン」などと同じ語源を持ち、「歌謡」「小唄」という意味で、フランスのポピュラーソング(大衆歌謡)すべてを言っても過言じゃないという。
私の少ししか知らないシャンソンの歌では、アダモの「雪が降る」、イブ モンタン「枯葉」そして日本では、越路吹雪の「ラストダンスは私に」や「ろくでなし」などである。
他にはワインやビールなどが飲めるカウンターバーやテーブルがいくつか置かれた客席があった。お客さんはほとんどが常連さんのようで、親しげに話しされていた。
この近くにコンクリ造りの立派な「道林寺」というお寺があるが、このお寺の情報はほとんど得られなかった。