新雪の尾山神社から玉泉院丸庭園(1)の続きで、その後「玉泉院丸庭園」の雪景色を見た。この庭園は、高低差が20mの石垣群などのパノラマがあり、曲線的な泉水と三つの島、木・石・土の橋があり、「石垣の博物館」ならではの力強さと優雅さを兼ね備えた全国的にも珍しい庭園となっている。
三十三間長屋と唐笠も庭園にきれいに調和している。
北陸新幹線が開通する直前に復元された庭園も6,7年経つとそれらしい自然さが出てきた。
池には優雅に船が置かれているが、動かしたことはない。この北面の向こう側は、庭園造り前の城防御のための堀や崖の跡が残っている所だ。
後方の石垣が見えるように低木になっている松には、きれいに「雪つり」がなされている。
「ブラタモリ」で「藩主の遊び心だ」と喜んで言っていたタモリが指摘した「色紙短冊積み」の赤や青の戸室石垣
こちらは寒々とした土橋ろ池
こちらは木橋で、向こうの石垣の上は「二の丸御殿」があったところだ。
「鼠多門」から出て見える南方向の「玉泉院丸庭園」の向こう側は白山方向で、藩政期には城南側の街並みが見え、2代利長の正室だった「玉泉院」の菩提寺の「玉泉寺」も見えたという。
こちらは別の日だが、2羽の野鳥が同時に移すことができた。
昨年の12月中と1/28~2/22,2/18、2/19日は「玉泉院丸庭園」の幻想的なライトアップが行われる。金沢に来た観光客にとっては大きな見どころのひとつである。
下の写真は「玉泉院丸庭園」の新緑と雪景色を表現したプロジェクトマッピング