続いて、「今立町」の方に行った。ここの拡大マップがあり、約30軒くらいの民家が残っているようだ。「新保の池」には、昔ここへ能美郡新保村から来た二人の農夫が、この池の水を利用して暮らし始めたのが今立の発祥であるという。
「今立町」の赤瓦の家並み
この家は大正時代に建てられたものだが、1階の玄関周りは当時の木材そのままであるが、2階の屋根は黒い瓦に葺き替えられ、壁や格子戸、貫なども改修されたらしい。
その近くの民家には2,3年前に都会(?)から来た人らしいが、チェーンソーで木材のアートを作っているらしい。玄関に作品が並べられていた。都会の人でこうゆう田舎暮らしにあこがれている人も多いだろう。コロナ後は田舎暮らしする人も多くなるのでは?
以前の建物のままで、新しい板塀に改修された家もあった。
「なごみ庵」ではカフェなどをやっているが、創作工房や田舎暮らしの体験などで部屋を貸すこともできるという。
この近くに「辻政信誕生の地」に碑があった。太平洋戦争の大本営陸軍参謀として活躍し「マッカーサーに殺されてたまるか」と戦後に逃亡し、時効になった後ベストセラーとなった「潜行三千里」の本を出し、国会議員となって活躍し、さらにラオスへ視察中に行方不明になったまま死亡という波乱万丈の人生を送った人である。石川県の外れのここの生まれであったと初めて知った。