この辺りは、日本屈指の豪雪地帯で、山村でありながら建物が密集し、明治中期ごろはいろいろな商店や施設があり、その当時の建物がそのまま残っており重要伝統的建造物群保存地区となっている。今でもその当時の面影が残っており、山奥にありながら町場のような景観を形成していて必見の価値がある所だ。
「白峰観光」のパンフレットより
「白峰特産品販売施設 菜さい」には、堅豆腐、トチノミを使った菓子や牛首紬で作った土産物がたくさん並んでいた。
その向かいには立派な建物の「白峰温泉総湯」があり、だれでも気軽に温泉に入れる。
次に白峰からトンネルを超えると、道の駅「瀬名」に出た。ここには以前「瀬名高原スキー場」があり、確かこの場所は駐車場であったと思う。随分前にオリンピックで優勝した有名なトニーザイラーが監修したというスキー場で、私も子供を連れて何度か来ていて、県内のスキー場では好きなスキー場だったが、いつの間にか閉鎖してしまっていた。
今では、道の駅「瀬名」に変わって、お土産屋、カフェ。レストランなどが店が並んでいて、白山スーパー林道や一里野高原などの行楽地の途中での一服する場所として多くの車が止まっていた。
その向かいに、以前は「かんぽの宿 瀬名」があったが、これも閉鎖していた。今は「金沢工業大学」が、ここの土地を買い取り、白山キャンパスとして壮大な「国際高等専門学校(仮称)」の建物を建設中であった。最近は外国人と接する機会も多くなってきており、今後もさらに国際交流が増えることを見据えて、外国語に力を入れるための学校であろうか。
全寮制ということなので、大自然の中でのびのびした生活と勉強ができるであろう。しかし、都会を望む学生にとっては、ちょっと不便なところである。
先日のテレビで、東京渋谷の「実践女子大」の高層マンションか大きなショッピングセンターの中にいるような豪華な校内が放映されていたが、こういうところで勉強したいという学生もいるだろう。少子化により大学側としても差別化を図り、学生を獲得するために魅力あるものに変えていこうとしているが、費用も掛かり大変だと思う。