前回の(1)に次いで、引き続き金沢駅構内の様子を紹介します。
JR西日本関連の旅行代理店「日本旅行」は駅構内のいい場所を確保していた。この店の中には外国人用の「外貨両替」の窓口があった。最近は特に外国人が多くなっているので便利になるだろう。
駅中の名店街「あんと」には、おみやげ屋、飲食店が多く入っている。
「あんと」は、「ありがとう」を金沢弁で「あんやと」というが、それをもじったものだ。
お土産やには「加賀の和菓子」をはじめ、「加賀の麩」、「のどぐろの一夜干し」、「佃煮」、「飴」、「かぶら寿司」など、金沢や近郊の名店のお土産屋がずらりと並んでいる。これだけそろっていれば、町中のその店に行かなくとも、観光は手ぶらで廻って、帰りにここで見れば十分揃っている。
この中で特に目に入ったのは、「金沢地酒蔵」で、石川県内の酒造35社の銘柄がすべて揃っているという。そして、小さなカウンターで好きなお酒を試飲できるし、ちょうとした「つまみ」も用意されている。新幹線の時刻に合わせて軽く飲むのにはうってつけだ。
ちなみにメニューは下のようになっていて、「お試し3銘柄セット(おつまみ付き)」で864円とリーズナブルな値段だ。金沢に来た観光客で、ここの地酒の味を知りたい「呑んべい」にとっては好都合な所だろう。
このブログでも以前紹介している「黒百合」は名物の「金沢おでん」が食べられるところである。もう少しゆっくり飲みたい方は、こちらのほうが良いかも。
全国でも名だたる温泉旅館の和倉温泉の「加賀屋」が、ここに店を出していた。さぞ高級な食事だろうと思いきや、店の前のメニューを見ると以外に手ごろな値段がついていた。
新鮮な魚がうまい金沢は寿司が大人気で、特に手軽に入れる「回転寿司」が非常に多いが、ここ「あんと」には「金沢まいもん寿司」の店が入っていた。良い場所を得たもので、きっと流行るだろう。
他に、地元馴染みのラーメン屋の「八番ラーメン」、地元のカレー屋の「ゴーゴーカレー」の店などが入っていた。
「リント」は3月14日にオープンしたばかりのファッション・雑貨の店が多く入っているという。外から見た限りでは若い女性向きの洋品が並んでいたので入らなかったが、メンズのものもあるらしい。
「もてなしドーム」から地下広場に行く階段とエスカレータは以前と変わったのかよく分からないが、広く感じた。
3月14日、15日に金沢駅付近でのイベントについて記されていたが、これだけの内容のイベントがあり、新幹線や駅の様子を見たいということもあり、14日は観光客だけでなく地元の人も多く、人でごった返していて、まるで新宿駅のラッシュ時のようだったと誰かが言っていた。
前日の「おもてなし大茶会」会場の様子であるが、抹茶と和菓子が無料で振舞われるということもあって、当日は大変長い行列ができていたと聞いた。
その「おもてなし大茶会」の場所に飾るのか、金箔で覆われた竹筒状のものを作業員が一生懸命に作っていた。お祭りの裏方にはいろんな人が準備していたことを忘れてはならない。