2025年2月24日月曜日

白川郷(4)萩町合掌造り集落巡り③和田屋

 白川郷(3)萩町合掌造り集落巡り②の続きで、次にこの集落で一番大きい屋敷の「和田屋」の中を見れるということで入った。ここは江戸時代には名主や組頭の役職を務めていた名家で、築300年の風格がある。



















部屋の中の等から外を眺めた。窓枠には洒落た文様が彫られていた。



















白川郷では浄土真宗が厚く信仰され、立派な金ぴかの仏壇が置かれた仏間も座敷も青い壁になっている。



















お座敷も立派で、武士の座敷と同じような床の間に掛軸、隣には違い棚とが置かれている。手前の部屋との間には大きく彫られた立派な欄間がある。
























別の部屋には、背景に山々に木々と鶴の描かれた襖の前には人が触らないように柵が置かれている。


















天井、床、壁など木造で覆われた広い部屋は、柵の後ろに「囲炉裏」があるので居間「オエ」で、一家団欒の場所である。「囲炉裏」の上には火の粉を消し止、熱と煙を分散させる「火天」がかかっている。



















「茶碗」や「はしいれ」などの食器や昨年夏に蚕から白いまゆになったものが展示されていた。


















中2階には、びっしりと生活道具が保管されていた。


















黒光りする屋根裏の木組みは、何百年もの歳月と暮らしの重みが感じられる。
























梁や柱は釘が使ってなく、マンサクの木の皮でできたソネと呼ばれる縄で固定されている。これが遊びを持たせ、強風や雪の重みに耐えられる造りであるという。


















雪国の田舎には、雪透かしなどに背中に担ぐむしろのようなものは、雪による寒さをしのぐためのものだろう。
























これは、蚕からまゆになったものをひとつひとつ保管する棚である。


















屋根裏は2~4層に分かれており、養蚕の作業場や物置として使われた。





2025年2月19日水曜日

白川郷(3)萩町合掌造り集落巡り②

 白川郷(2)萩町合掌造り集落巡り①の続きで、昼食を食べた後、さらに歩いた。一般駐車場からメインの萩町合掌造り集落へ行くには、庄川に架かる「であい橋」を渡らなければならない。その細くて長い橋の上は観光客でいっぱいで、少し揺れるくらいだったと思う。






















家の前に豊富な湧水が流れていて、小さな反り橋も架かっており、この辺りの農家の家の前もなかなか風情がある。
























「明善寺の鐘楼」は、茅葺屋根でつららが懸かっている。


















ここは「明善寺の本堂」で、1748(延享5)年創建と伝わる古寺である。玄関前は雪で埋もれている。


















「明善寺庫裏」は、郷土館として公開されている重要文化財の合掌造りの建物である。


















中は3階建てで、古い農具や生活用品が展示されているという。



















萩町通の途中に、赤い帽子、赤い手袋を付けたかわいい「雪だるま」と隣には大きな「雪のかまくら」が作られており、子供たちが中に入って遊んでいた。
























合掌造りの家屋を利用して、民宿やカフェなどの店も多い。白川郷の湧き水を使ったコーヒや囲炉裏で煮込んだぜんざいが人気があるという。


















用水の中をよく見ると「鯉」が泳いでいた。


















大通り沿いの用水に建物の脇からも用水が流れていて直角に合流している。
























二つの合掌造りが重なったような家屋があったが、前の方は物置か?


















高台からは「萩町合掌造り集落」の全容が一望でき、前回は車で登ったが、ここからは歩いて片道20分というからあきらめた。





















この高台から眺めた年一度の防火訓練のための一斉放水の様子で、各建物に「放水銃」が備えられている。(和田家の案内板より)


















「放水銃」が入っている建物

2025年2月14日金曜日

懐メロコンサート

 今回は、友人に誘われて「本多の森北電ホール」で「夢グループの懐メロコンサート」あったので行ってきた。(2月4日)私の知っている昔懐かしい歌手が出場するとあってワクワクしていった。こういう歌謡歌手のコンサートに行くのは何十年ぶりだろう。前回は、歌劇座で「尾崎紀世彦」や「今陽子」などが出場していたの見に行ったのを覚えている。
























さすが青春時代を思い出して聞きに来るシニアの人たちでいっぱいである。



















「橋幸夫」が描いたという色紙や手形や写真が載っている「お茶」などが、結構いい値段で販売されていた。昔からのファンは収集している人もいるだろう。
































会場は、プレミアム席と一般席に別れていて、前の方がプレミア三席となっている。会場の約2/3席が埋まっていた。シニアでも特に今でもカラオケを趣味にしている人が多いのだろうから、そういう人が多いのだろう。


















開演になって、歌手が勢揃いした。その後、各歌手が2曲づつ持ち歌を唄った。
まず「狩人」が「あずさ2号」を「8時ちょうどの・・・・」は今でもよく覚えている。東京にいる時に、実際に「あずさ2号」に乗って山梨県や松本市周辺の長野県の各地を回った懐かしい歌である。
続いて「チェリッシュ」の二人が出てきて、結婚式などで歌われた「てんとう虫のサンバ」
ともう1曲、「三善英史」が「雨」と「円山・花町・母の町」を、ロカビリー出身の「尾藤イサオ」が「悲しき願い」を、今でも「誰のせいでもありゃしない・・・」の歌詞はよく耳にした。現在81歳というが今でもよく体を動かしマイクスタンドを持って走りながら歌っていた。「平浩二」は、よく耳にした「バスストップ」を歌った。大きな病気をしたらしいが、それを感じさせない声で歌っていた。
最期に「橋幸夫」が「雨の中の二人」と「霧氷」を歌い、一番最後には「いつでも夢を」を歌った。
どの歌手も昔と変わらない音声を出していた。私も知っている曲ばかりなので一緒に口ずさんで、楽しい時間を過ごした。


















途中休憩時間にトイレに行くと、「三善英史」が自分のCDをお客さんに販売していた


















こちらは「狩人」の弟とツーショットで写真を撮っていた。兄がカメラを撮っているのであろうか。


















コンサートが終わって外に出ると、建物の前に家族の車がずらりと並んでいた。何しろこの日から超寒波が日本海側を襲い大変な雪が積もっていた。


















帰りに見た大雪の中にライトアップされた「国立工芸館」と「歴史博物館」が見えた。これも見ごたえのある風景である。
















2025年2月9日日曜日

白川郷(2)萩町合掌造り集落巡り①

 白川郷(1)合掌造りミュージアムの続きで、その後一般駐車場で車を止めた。そのから「観光案内所まで歩いて「萩町合掌造り集落」のマップをもらった。観光バスの駐車場は、「萩町合掌造り集落」まで少し歩かなければならない。

























途中は冷たそうな「庄川」に沿って歩いていく。



















後ろを振り返ると、遠くに真っ白な高い山が見えるのは「白山」だろう。


















そして2週間ほど前には約2m積もったが、その後は根雪として残った雪道を多くの人が歩いていく。(今日は、5日前から超寒気団が入ってさらに積もって2.6mの積雪となった 2月9日)


















途中の坂道に穴の開いたホースから水が飛んでいたが、雪を解かすためである。


















「萩町」の観光道路の入ると、さらに多くの人が歩いている。その人たちは顔は日本人のように見えるが、80~90%は外国人、つまりアジア系の外国人である。中国や韓国、台湾、東南アジアの人達であろう。

























こちらは「白川八幡宮」で、萩町城主の山下氏の氏神様として崇拝された神社である。


















ここに大きな杉があり「村指定の天然記念物」という立派な木がある。
























ここには民宿もあり、田舎にゆっくり泊まるのもいいだろう。囲炉裏に使うのか薪がたくさん置かれている。また屋根の天辺に上がり「雪下ろし」するための梯子が置かれていた。


















雪壁に描かれた「どらえもん」がお出迎えをしている。うまいものである。































昼時になったので「合掌造り」のお土産や兼食堂に入った。


















こちらは「日替わりランチ」(?)だっと思うが、大きなコロッケが付いてきた。お客さんお数のわりに店員が少ないから、出来上がるまでに時間がかかった。


















こちらは「牛すじ蕎麦」