2023年12月14日木曜日

映画 ゴジラ

 今回は、久しぶりに「ゴジラ」の映画を見たいと思い沖町にある映画館「ユナイティドシネマ」に行った。ここは、以前アクアリゾート ルネスのあった場所である。子供連れてプールに来たこともあるが、20年ほど前に市営のテニスコートの予約が取れないので、ここのテニスコートをよく利用したことがあるので非常に懐かしい。



















今は、そのルネスはなくなったが、映画館と新たにパチンコ屋になっていた。以前この辺りにボーリング場もあり会社の同僚たちと来たこともあるが、今は随分変わってしまった。


















この映画館も久ぶりで、15年ほど前に「ALWAYS 続三丁目の夕日」を見に来て以来である。














今回この映画を見たいと持ったのは、私はゴジラには特別な思いがあるからである。というのも小学生の時に見たゴジラの怖さが頭に残っており、すごい生き物がいる。もう一つは、わが地元の今をときめく女優の「浜辺美波」の演技を見たかったからである。
ゴジラの映画は、昭和29年というもう既に70年近く前に第1回目が放映され、私が最初に見たのは次の年の「ゴジラの逆襲」である。そしてその後は高校生の頃、「キングコング対ゴジラ」も見た。




























最初の頃はもちろん白黒の映画だったが、東京銀座を襲撃する映像は迫力があって、今でもはっきり覚えている。その頃はゴムで作ったゴジラの着ぐるみの中人が入って動いていたという。銀座や勝鬨橋などもミニチュアセットを当時よく作ったものだ。でも当時は本物のように見ていて、これらの建物をひっくり返すシーンは迫力そのものだった。































今回は最初の映画から約30回を数え、今ではCGによる高度なビジュアルを駆使した映像で、昔のゴジラとは比較にならないくらいリアルなゴジラである。アメリカで今年の日本人制作の映画でトップだったのは、ゴジラの映画だと聞いた。それほどアメリカでは日本とゴジラとはつながっているようだ。
























この映画の主役は、NHKの前回の朝ドラの「らんまん」で植物学者「牧野富太郎」を演じた
「神木隆之助」とその妻を演じた「浜辺美波」で、特に地元出身の「浜辺美波」さんは、以前からすごくかわいいという好印象を持っていたが、最近はそれだけでなく演技力が加わり、よりすばらしい女優になったと聞いており、今年の「紅白歌合戦」の司会の一人として出場すると聞いている。その演技力を見たいとも思っていたことも、この映画を見るきっかけとなった。

















昔見たゴジラの誕生は、1954年のビキニ環礁の米ソの核実験から誕生したものだが、今回はそれ以前の終戦直後が舞台で、戦争の化身がゴジラというイメージになっている。1945年の第二次世界大戦週末に特攻隊として「神木隆之助」演ずる「敷島」が機体の故障で着陸した島に伝説のゴジラがいるという設定だ。東京へ戻った「敷島」が、東京空襲で託された赤ん坊を抱えた大石典子「浜辺美波」に出会い、共同生活をする。
1946年には米軍の核実験により、ゴジラの体内に放射能が紛れ込んで、どんどん肥大化し、巨大なゴジラの誕生となった。
近くを通る船舶が被害を受ける事故が続発し、大量の放射能が検知された。
その後、東京湾から品川を経て、銀座に向かい、電車の車両ごと持ち上げる、またゴジラの背中からブルーの光を発していた。
























ゴジラによって東京は壊滅的な被害を受けたが、駐留連合軍はソ連軍を刺激するのを恐れて軍事行動を避けたため、自前の軍隊を持たない日本は民間人だけで、ゴジラに立ち向かうことになる。
結局日本の駆逐艦で、一気に深海に沈めて急激な水圧でゴジラを倒す「海神作戦」を立案し、実行するがなかなかうまくいかない。













「敷島」はこの戦法とは違う独自のやり方で、特攻隊で使った「ゼロ戦」で、ゴジラの周りをグルグル回りゴジラをじらせて、ついにはゴジラの口の中に威力の強い爆弾をいれることに成功し、仕留めるというストリーである。
今回のゴジラの映画の監督・脚本は「山崎 貴」さんで、ゴジラは自分たちがほんとに殺されると思った。それでゴジラとは怖いものだと刷り込まれた。ゴジラは核兵器によって生まれたもので、戦争というものが怪獣に形をして襲い掛かってくるというものにしたいと言っている。今、ウクライナなどで戦争が行われているが、これがいつ自分に振りかかっているかわからない。また、気候変動による自然災害なども同じである。このようなことに関しての危機管理は常に考えておかねばならないという。
この映画は、戦後間もない時代を設定した映画であるが、昭和の時代に香りに合う二人(神木さんと浜辺さん)がぴったりだと言っている。
アメリカでこのゴジラの映画が人気があるのも分かる気がする。