2013年7月23日火曜日

東山(3)茶屋街

前回に続いて 茶屋の部屋の中を公開している「懐華楼」に入った。
以前、ここの斜め向かいにある「志摩」という店には、東京から観光に来た
親戚の人や友達などと2度入ったことがあるので、今回はここ「懐華楼」に
した。
昼は一般公開して、夜は「一見さんお断り」で、華やかにお座敷が上げられ
ているとのことである。




















何と190年たっている金沢でも一番大きい茶屋である。
紅殻色の壁の大座敷で、ちょうど新潟から来ていた団体客と一緒に
芸妓さんと思しき人のユーモアたっぷりの説明を聞いた。部屋には
「花嫁のれん」が展示されていた。




















また道路側にある前座敷は壁が群青色で、ここで芸妓さんのおどりを
お客さんが見る部屋である。お客さんが床の間を背にして座ると、正面に
遊芸をする控えの間があり、太鼓や鼓が置いてあった。








































離れの部屋は、芸妓さんが踊りにでる際の準備や休憩をするところである。




















また、金沢らしいきらびやかな金箔の畳の茶室もあり、贅を尽くした
豪華絢爛の部屋を見ることができた。




















次に金沢工芸の代表的な金箔の店が何軒かあるが、今回は「箔座ひかり蔵」
という店に入った。ここも昔の茶屋を改装したした店である。




















ここで注目したのが、2万枚の金箔を使ったという黄金の蔵は見ごたえがあった。
1枚が1/10000ミリという金箔をどのようにして貼っていくのか店員に聞いたが、
よく理解できなかった。ちょっと想像もできない。








































その他、金箔を施した皿、バック、アクセサリーなどいろいろな小物が販売
されていた。




















帰りに茶房「素心」という店に入り一服した。
窓側に座って外を眺めると、茶屋街が並び、江戸時代にタイムスリップした
気分になった。




















茶屋街の玄関の行灯の上にツバメの巣があり、子供ツバメがいて、周りにツバメ
がよく飛んでいた。




















茶屋街の奥に「菅原神社」があるが、ここは茶屋街の鎮守社である。




















東山はお茶屋の風情を感じ、金沢の名店で舌づつみし、さらに雑貨店で
お土産探しができるという、今、金沢で最も魅力のあるところである。
茶屋街としては京都祇園に次いで、全国で2番目に重要伝統的建造物群
保存地区に指定された。

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