2026年3月2日月曜日

初春の兼六園の梅林(1)

本日(2月22日)は、すごく天気が良く、温度が20度近くまであがり、急に暖かくなったので、別用事で近くまで来ていたので兼六園の梅林の梅がどのように咲いているか見てきた。

花があまり見れなかった寒い冬が過ぎて、ようやく春めてくると一番先に咲く「梅」をどうしても見たくなる。

梅林は「随身坂料金所」から園内に入った。


















赤い梅や白い梅が咲いていたが、まだ十分に開いていなくもう1週間先が見ごろかまだ蕾の木もあった。

































ごつごつした梅の木に白い斑点が付いている梅の木ときれいに雪吊された大木


















その中で大きく咲いていた白い梅は花は「玉梅」
























こちらは「ナンテン」なのか赤い玉が付いている。背景の白い梅とのコラボも見ごたえがある。


















梅林の中央にある休憩処の「舟の御亭」には多くの人がいて、梅を満喫していた。


















広く咲いている白い梅の間に「りんご吊り」の雪吊が見える。


















濃い紅色の梅は「鹿児島紅」
























「緋の司」という鮮やかな赤い梅も大きく咲いている。


















三日連休で天気が良いので、気持ちよく散策しながら梅を鑑賞のする人が多い。


















「兼六園管理事務所」(旧津田玄播邸」前にも濃いピンクと白い梅が咲いていた。


2026年2月23日月曜日

工芸と天気展(ひと、アート 、能登) 国立工芸館(2)

 工芸と天気展(ひと、アート 、能登) 国立工芸館(1)の続きで、さらに展示物を見る。

ここからは石川県人の人間国宝の作品が多い。能登の復興を込めたすばらしい作品の勢揃いである。

「板谷波山」の作品で、「泉屋博古館東京」所蔵
波山は石川県工業高校では彫刻家の先生として赴任していたが、この時期に本格的に陶芸制作をはじめ、自身の代名詞となる釉下彩の研究を進めた。
























「板谷波山」の作品で、「泉屋博古館東京」所蔵


















「乾漆廿四辺菊形食籠」は「奥出寿泉」作


















「蒔絵鷲文飾箱」は、水辺の一瞬をとらえた鷲の体は卵の殻で、喉と目、脚は平文で表した「松田権六」の作品


















「平文朝箱」は「大場松魚」作


















「曲輪造籃胎喰籠」は「小森邦衛」作で、滑らかな丸い本体と幾何学的な網目模様の蓋。


















「沈金けはひ飾り箱」は前大峰作
金箔は金沢市が100%制作している。


















「曲輪造彩紅盛器」は「赤地友哉」作


















「金襴手彩色皿」の「吉田幸央」作。キラキラ光る水面を覗き込んでいる様である。水滴のような凹凸は、ゆるい磁土を叩きつけた素地に撥水材を斑に塗り、透明釉をあえて弾かせることで生まれたものという。このような色合いや輝きのもった皿は初めて見る。


















この作品は「三代徳田八十吉」とすぐわかる。青と黄色のグラデェーションの色合いはあまりにも有名である。


















「羽田登喜男」の友禅染の訪問着。大きな葉に数匹の孔雀が描かれている。
























「金胎蒔絵水指 春」は「寺地直次」作で、白漆で表現された梅の花は卵殻片を貼り合わせたものである。殻を定着させるために朱漆を塗った部分は赤みを帯びて紅梅となっている。


















中川衛の金銀象嵌で、兼六園に住む「カワセミ」をすっきりとした佇まいで表現している。光の反射によって表情が変化する金属の性質を重ね合わせた羽根の象嵌には、金、銀、赤銅が色彩の質感を異なる光を放つ。
























深い濃紺の花形器に、交差する白い線と銀色の光沢が目を引く。器の中心に近づくほど細かい模様になっていて、真ん中に六芒星が光っている。






































隣にあるレンガ造りの歴史博物館の建物と雪















2026年2月18日水曜日

工芸と天気展(ひと、アート 、能登) 国立工芸館(1)

 前回、21世紀美術館で開かれている「ひと、アート、能登」 を見学してきたのを紹介したが、さらに国立工芸館にも素晴らしい作品が展示されていることを聞いたので、早速見てきた。






















建物内のレトロな階段は「第九師団司令部庁舎」当時のままの階段であるから約130年前に作られたものである。


























縄文時代後期に造られた「土偶」で、眼にあたる部分がイヌイットなどのエスキモーが着用する遮光器のような形をしている。
























網目模様のついた石器時代(縄文時代)の土器で深鉢型の典型的なもの
























珠洲焼の「巴文大壷」は平安時代のもの
























南宋の皇帝で焼かれた鉢で、昭和初期に金沢で売りに出されたという。



















仁清茶壷の代表作で、均整のとれた壺に月梅と雲を巻き付けるように巧みな構図で描いている。




















多彩な蒔絵技法を駆使した印籠を納める堤箪笥で、古満家は江戸幕府御用達の蒔絵師




















金沢の金工家の山尾侶之の作で、石菖を生ける鉢で、1873年のウィン万博に出展された。




















「群蝶図花瓶」は異なるいくつかの金属で作られた銅器で、何匹かの蝶が描かれている。蓋の先端には、何かの花があしらわれている。金沢銅器会社の作品で東京国立博物館所蔵
























「赤久谷花鳥文徳利」は明治時代の作品で「早稲田大学會津八ー記念博物館」所蔵



















伊万里写ティーセットである。こういう素敵なカップで飲むコーヒーはまた格別だろう。

2026年2月12日木曜日

大雪後の21世紀美術館

 孫が市内の中心街に行くということで、車で送った後久しぶりに「21世紀美術館」に行った。下図は市役所側の玄関前であるが、暑い曇り空と雪のためか、カラーなのにまるで白黒の写真のようだ。



























21世紀美術館の館内の象徴である屋根の上にある「雲をはかる人」の像がやけに目立つ。この「21世紀美術館」の建物は、能登地震による影響のために、来年リフォームするために1年位休業する予定である。



















今回の企画展「ひと、アート、能登」は、2年前の能登地震や豪雨の被災者に寄り添い励ますため、東京近郊の博物館が所蔵するする品々を復興への祈りを込めたメッセージを託した展覧会という。


















能登地震の被害者のお母さんと小さな子供たちを描いたのであろうか。懸命に歩みを続けてこられた人たちにエールを送りたいということで作者が、重たい雲の間から明るい日差しがこぼれる絵を送っている。


















東京国立工芸館所蔵の木造の「聖徳太子像」は、荒々しいノミの痕を残す「山上」で、霊性を保存するかのように木の流れをそのまま掘り出している。
























青空に大きな雲の下に、富山を代表する大自然「みくりが池」、「剣岳」、「称名滝」などの写真である。


















と思ったら、よく見ると絵画だった。右下に人が描かれている。


風景画家として知られるコローの「ヴィル=ダヴレのあずまや」丸紅株式会社所蔵で、市差しを背に新聞江御読む人や東屋から伸びる小径には画帳を抱えるコロー自身などの姿が表されている。くつろいだ田園風景の幸福なひとときが伝わってくる。
























横尾忠則の「2023ー06-21」東京国立博物館所蔵
この人の絵は、相変わらず私にとってはなに描かれているのかよく分からない作品である。


「ルノナール」の「バラを付けた女」国立西洋美術館所蔵
近代フランス美術の多様な美に触れることが、被災された方の心を少しでも潤し、生きる喜びや活力へとつながることを願っているという。
「ルノナール」と言えば、昔東京にいる時に一服するためによく入った喫茶店があった。



















館内の中で最も人気のある「スイミングプール」も寒いので、外から見ている人は誰もいない。


















他のブースへ行くと、また違った面白いアートが見れる。たまに来ると目の保養になってよい。
































香港とロンドンを拠点に活動するアーチスト江康泉は、漫画、アニメーション、インスタレーションといった多様な領域に及び、ジャンルやメディウムのとらわれない創作活動を展開しているという。その作品は東洋の古典文学や思想、歴史的モチーフを参照しながら、都市と個人のの記憶やアイデンティティなどのテーマを結び付け、過去、現在、未来が交差する独自の世界を形成しているという作品の説明があったが、私にはよく理解できなかったが、あまり深く考えない方がよい。


















このブ-スの中に窓があり、作品と外の雪景色が融合しててなかなか面白い。