梅雨に入ったと思ったらすぐに真夏のような暑さになり、涼しいところに行きたいと思い、上越の「妙高高原」に行った。下図は途中の「北陸自動車道」の「越中境」パーキングから見えた風景で、奥に見えるのは「ヒスイ」で有名な朝日町付近の日本海で、海の向こうに見える陸は「能登半島」だろう。340年ほど前に。この辺りも松尾芭蕉が「奥の細道」で歩いていて、俳句を残していて句碑が立っている。
国道8号線の向こうには、海に近いのでバンガローがいくつか建っている。
ヒスイの勾玉を表しているのか。
この後、「信越自動車道」の「中郷」インターを降りて、「妙高高原」の「いもり池」に行った。
「妙高高原」にはいくつかの湿原地帯がある。「いもり池」はそのうちの一つで、GWの頃は水芭蕉が咲き乱れるという。真正面に見える高い「妙高山」である。
ここの池には、外来の温帯性スイレンと浮き草が池を覆っている。この池の周囲には一周30分ほどの遊歩道があり、自然の中をのんびり歩いてきたが気持ちの良いものだ。
ちょうど「都すだれ」(?)が目いっぱいに咲いていた。
また、ちょうど初夏の花「キショウブ」と「杜若」(?)がきれいに咲いていた。
この池と雄大な妙高の山々の風景は絶景であり、山の下側の方にはスキー場の芝生が所々見える。「妙高杉ノ原」は冬季に金沢から直行便の「スキーバス」がよく出ていた。
「いもり池」と木曽義仲の関連の案内板があった。木曽義仲が平氏の指示で動いた越後国守の城氏と戦っている。城氏は関川から千曲川沿いの川中島で義仲に敗れた。
池のほとりに1本の茎から可憐な白い花が咲いていた。
こちらは小さな朱色の実がいっぱい付いていた。こういう多くの植物を見ていると心がなごむんでくる。
池の向こう側の建物は「ビジターセンター」で、「妙高高原」の地形の成り立ちやここの動植物などの紹介がされている。本やグッズも販売されている。
野尻湖付近から見つかったナウマンゾウの下あごの奥歯の化石