梅雨が明け、本格的な真夏のシーズンになってきた。毎日33℃越えで昼は外を歩くのもつらくなってきた。今回は久しぶりに木が生い茂った金沢城本丸跡を見に行った。ここは直射日光が当たらないので、他の城内と違って自然クーラーがきいていて涼しい。藩祖の前田利家が天守を作ったが、わずか16年で落雷のため炎上してしまった。
本丸にある通路を歩くと、いくつもに枝分かれした樹齢500年以上と思われる「スダジイ」の大木がそびえている。そのほかにも多くの大木があるが、昭和24年に金沢大学が城下に入り、ここを植物園としたので、70年経過してすっかり森になってしまった。
この大木の脇に「日露戦役記念」の石碑がポツンと建っている。金沢城の中に日本陸軍の「第九師団」が駐屯していたが、日露戦争では旅順の戦いで大活躍したといわれている。
高さが1m以上になるという「ウバユリ」の茎か?10数cmの薄緑がかった白い花を横向きに咲かせる。