今回は、夏休みのために午前中から家に来ている孫たちを連れて21世紀美術館に行った。北國新聞創刊130年記念展示として開催されている「小さなひみつのせかい」を見た。
この展示されている作品を作ったのはMUZE/水越清貴という25歳の青年で、高校2年生の時に自分の部屋を再現し、それがツイッターで拡散されて、テレビやメディアで取り上げられ賞を得、その後は個人事業種として「MOZO超絶精密ジオラマーク」を出版し、多くの人気を得て、各方面から制作依頼があり、多くの製品や出版物を出し活動している。
自分の部屋を再現した作品で、手の大きさからそのミニチュアサイズが分かるが、このサイズでよくもここまでもっともらしく見えるものを作ったと感心する。
下図は「みに屋」という、よく見かけるラーメン屋をつくっているが、顔を近くにして見ると全く本物のラーメン屋にしか見えない。
近所にあるごみ置き場をミニチュア化したもの
こちらの作品は小さな隙間があり、覗くと草むらの上に置かれたペットボトルの中に小さな公衆電話が入ったものだった。ありえないものがあると、これもまた面白い。
開いたノートの文字が描かれた部分に四角い溝があるようになって見えるが、これは1枚の紙に描かれたものだという。よくぞここまで書けるものだ。
これはノートの紙の上に虹が垂直に立って見える。
下図の絵も赤い矢印の方向から見ると、黄色の絵が立って見えるという驚きの作品である。