2024年8月21日水曜日

観音院 四万六千日

 今回は、久しぶりに「観音院 四万六千日」の行事をやっていることを聞いたので行ってきた。旧暦7月9日にあるが、今年は8月12に開催された。

観音通りを通って奥にある階段のある「観音坂」からi行くと、既に多くに人がいて階段を上っていた。



















脇には地元の作家の「森山 啓」の作品「市之丞と青葉」の作品の一部が紹介されたいた。

手取川洪水で両親を失った貧農の娘と水夫と恋愛小説。



















急な階段なので途中の踊り場で一服した。そこには梅鉢紋が染められた幕の中に「六地蔵」が置かれたいた。


















毎年旧暦の7月9日にここの御本尊が開帳され、この日にお参りすると四万六千日分(126年)の御利益(健康成就・家内安全・商売繁盛など)があるとされ、藩政期からおこなわれている。
お寺の本堂には、緑・黄・赤・白・紫も垂れ幕が架かっていた。































拝殿前の行列にならんで、ようやくお参りすることができた。中央に「十一面観音像」が置かれており、その前ではお経が上がっていて、多くの人がお参りしていた。また、周りには「不動明王像」や「弘法大師像」、「千手観音像」、「阿弥陀如来像」、「大日如来像」など多くの仏像が並べられていたので、一つ一つの仏像の前にコインを入れ丁寧にお参りしてきた。残念ながらお寺の中はカメラ禁止だったのでその仏像は紹介できない。


















十一面観音像は鎌倉の長谷寺での像も有名で見たことがある。11面あるのは苦悩ある人々を見落とさないよう四方に目を向けているという。
























境内では、お馴染みの四万六千日と描かれたおおきな「帆布袋」が売られていた。普段でも街中で持ち歩いて人を時々見かけたことがある。


















また祈祷された新しい緑の葉をつけた「トウモロコシ」が売られていた。前回来た時は500円で売っていたのが、今回は800円になっていた。(ちなみに去年は600円だったそうだ)テントの裏には多くのトウモロコシが段ボールに入っていた。最近特に人気があって非常に多く売れている証拠だろう。「ひがし茶屋街」の店前には、このトウモロコシが多くぶら下がっている。この日の後は、青々としたトウモロコシが架かっているこだろう。


















木の板に自分の願い「身体健全」や「家内安全」、「商売繁盛」など描かれたものを選び、それに自分の名前と年齢(数え年)を書き、それが護摩木として、お寺で護摩法で焚いて諸願成就を祈念する。私も「「身体健全」を願い書いてきた。


















帰りは「松魚亭」や「六角堂」付近の高台から見えた市内の眺望。金沢城公園の「菱櫓」の屋根がわずかに見えた。


そして昔子供のころに卯辰山に行くときによく通った「帰厚坂」から降りて「天神橋」から帰った。「14代藩主前田慶寧が卯辰山開拓を行ったので、藩主の厚き徳に帰する」という意味を込めて名前が付けられた。