前回に続きで、兼六園を散歩した後、金沢城のほうへ行った。
雪の金沢城もなんともきれいだ。
石川橋から見る百間掘は今は道路となっているが、明治時代までは掘に
水が満々とあった。
百間掘側の石垣は雄大であるが、今は修理中でテントが張ってあって見えなかった。
新幹線が通るころには完成しているという。
石川門は江戸時代から残る唯一の門で、城の東側に位置した搦め手門(裏門)
である。ここの門は防衛上最も効果的といわれる枡形門である。
三の丸から見る五十間長屋、菱櫓
橋爪門続櫓と橋爪門のところは、以前、映画の「武士の家計簿」でこの門に
主人公が入っていくところをよく映っていた。
橋爪門の裏側は新幹線が通るまでに完全な枡形門にするということで、今、建設中である。
ここをバックにカメラを撮ってほしいとカップルから依頼され、快く引き受けた。
聞いてみると「仙台と新潟から来た」という。遠距離交際中なのであろうか。
「金沢はいいところですね」と言われた。この寒さでも二人には関係ないだろう
と余計なことを思った。
極楽橋と三十間長屋が見えるが、極楽橋は金沢城ができる前の金沢御堂(みどう)
の時代にできたということであるが、ここから眺める夕日はたいへんきれいで、
極楽浄土ができるという。
今は森になっている高台の本丸園地に、前田利家のころに天守閣があったが、
1602年の落雷で焼失して以来天守閣はない。
どんな天守閣だったのか、一切資料が残っていないから再現もできない。
ちょっとさびしい感じがする。
いずれにしても、兼六園、金沢城の雪景色はいつもとまったく違った趣が
あって、見る価値があると思う。ブログを見ている皆さんも一度は訪れては。
この時期はカニも寒ぶりもおいしいよ!!
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