今回は野暮用で東京へ行ったので、空いた時間に東京散歩した。
以前に東京で勤務していた会社の同期の友人が一緒に付き合って
くれた。
山手線の目白で降りて歩いていくと、途中から唯一都電が走っているという
都電荒川線があった。
その線路に沿って歩いていると、東京にいた頃の30年位前に昇った池袋の
サンシャインビルが見えた。
そこからすぐの鬼子母神に行った。
ここは安産、子育ての神として有名である。
境内の一角には樹齢700年ともいわれる大イチョウが茂っていた。
幹周り8m、高さ30mということで、前の通路から全体を写すのは無理であった。
その後、雑司が谷霊園に行った。ここは明治の初めに開設された都立霊園で
数多くの著名人が眠っているという。
わがふるさとの文人の泉鏡花の墓も見つけることができた。本名の鏡太郎の
名前が刻まれていた。
私の小さいころ映画でよく見た、イケメン映画俳優の大川橋蔵の墓が鏡花の墓の
すぐ近くにあった。
他に、金沢の湯涌温泉ゆかりの美人画で有名な竹久夢二、誰もが知っている
小説家の夏目漱石の墓も見ることができた。
次に、5代将軍綱吉が開いたいう護国寺を訪れた。
ちょうどお葬式があり、多くの喪服姿の人が通って行った。
八脚の仁王門をくぐって参道の奥に観音堂と呼ばれる立派な建物の
本堂があった。
本堂は江戸時代のいくつかの火事、関東大震災、東京大空襲などすべての
災厄を逃れ創建時の姿をそのまま残しているという。
ここも金沢の観音院と同じで旧暦7月9日に「四万六千日の供養」があるとのこと。
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