山中・山代温泉(1)魯山人寓居跡の続きで、すぐ近くに立派なお寺あったので入ることにした。「薬王院」に行った。霊峰白山を祀る白山五院の筆頭寺院とされた古刹で、中興の祖である明覚上人が七伽藍を建立し、勅願時として栄えた。まず朱塗りの山門をくぐった。
続いて階段を上ると、やはり朱塗りの唐破風の屋根の「仁王門」がある。両側に「仁王」が睨みを利かせ「山代温泉」の守護神として立っている。
天井には大きな明かりが点いていた。
「仁王門」の裏側には「十二支守本尊」として「十一面観音」、「虚空蔵菩薩」、「文殊菩薩」、「普賢菩薩」、「不動明王像」、「阿弥陀如来」など多くの干支との関わりの像が並んでいた。
こちらは「金毘羅大権現」の小さな祠があった。
手水鉢には珍しく「蛙の口」から水が出ていた。
こちらは「霊方山薬王院温泉院」の開基の「行基菩薩」の像が立っている。その隣には鐘楼があった。
本堂の中は上方に菊の御門があり、格子状の中に御本尊が祀られている。右側に「大日如来」、正面に「本尊〇〇〇〇如来」、左側に「不動明王」と描かれていた。
外陣の隅には上方に金色の小さな像が文様となっており、襖には紫のアヤメが描かれていた。