深谷温泉 石屋(2)館内②の続きで、温泉に浸かった後、お待ちかねの夕食に入った。
夕食は3階の広間を仕切ったところに呼ばれた。他の宿泊客とは全く接触がなく、コロナ対策は万全であった。そして座った席から、ここの自慢の「能舞台」が非常によく見える場所であった。加賀藩主が好きだった能楽の舞台は約100年ほど前に、石屋家6代石屋二左衛門によって作られたという。予約すればここの能舞台の解説もしてくれるという。たまにここで能が披露され見ることもできる。
石屋家六代・石屋二左衛門が能舞台を普請
石屋家六代・石屋二左衛門が能舞台を普請
まず初めに出てきたのが「前菜」で、中央に飲む美容液・金沢の甘酒が置かれ、深谷産紫黒米のリゾット包み揚げややなぎ鰆の焼き物、くるみ煮などがあった。さそっく乾杯して頂くことにした。
続いて七尾湾で獲れた旬の魚の盛り合わせで、「こぞくら」、「すずき」、「タコに赤貝」と昆布に挟まれた刺身は何だったろうか?
「金時草うどん」と「治部煮」で、鴨肉やすだれ麩などが入っていた(写真は残りで失礼)
辺りがだんだん薄暗くなり、雰囲気も変わってきた「能舞台」
「能登牛」は熱い石の上でジュウジュウ焼いて食べたが、たいへんおいしかった。
「能登サザエ」
冷やし「加賀太きゅうり」は加賀野菜の一つだ。主に打木地区で生産され、直径で7,8cmもある。
「加賀丸いも」の上にきゅうりやパブリカ、クコの実がのった酢の物。ねっとりとした食感の丸いもはおいしかった。
ここで、加賀麩が入った椀物とごはんを食べた。
そして最期にデザートとしてミニケーキと果物が出てきた。久しぶりに高級旅館で食べた味は格別だった。
次の朝風呂に入った後、朝食を頂いた。旅館のいつもながらの「干魚」、「生卵」など少しづつある朝飯は大好きだ。
食事の下に敷かれていたペーパーシート