2014年12月6日土曜日

北陸新幹線金沢開業 カウントダウンフォーラム

今回は、北国新聞赤羽ホールで、石川県内の機運を高めるためのイベント「北陸新幹線金沢開業 カウントダウンフォーラム」が開かれるということで見に行った。(11月29日)開業まであと105日となる。
会場の前には「ひゃくまんさん」が出迎えてくれた。「ひゃくまんさん」は北陸新幹線開業PRマスコットキャラクターで、テレビでは何度も見たことあるが、現物は初めてだ。
からだに金箔をちりばめて、ひげは黒漆でできており、加賀友禅を身にまとい、久谷五彩をあしらったきらびやかな格好をしている。当初は派手すぎるとか「ひげ」があるのでかわいらしくないとかいろいろ意見が出ていたが、今は定着し違和感はなく、握手している人が多くいた。




















館内に入ると、既に多くの人が来ており、皆さん新幹線が来ることへの期待感があるようだ。




















早速、オープニングイベントとして、金沢三茶屋の芸妓さんによる「金沢芸妓の舞」ということで直木賞作家で金沢ファンの村松ともみさん作詞の総おどり「金沢風雅」を踊った。




















続いて、主催者代表の飛田金沢経済同友会と谷本知事の挨拶があった。
その後、野中雅志JR西日本金沢支社長が「北陸新幹線を活用したJR西日本の取り組み」という題で講演があった。
この中で、開業効果を最大化するためには、拠点となる新幹線駅からの二次交通をどうするかだと言っていた。このために、七尾線の観光列車「花嫁のれん」号には輪島塗、加賀友禅をあしらい、「のれん」をくぐった人が幸せになれるといったアイデアを検討している。
また、新設特急列車(リレー特急)の「能登かがり火」は金沢ー和倉温泉、「ダイナスター」(恐竜の英訳)は金沢ー福井などを走らせる。
来年から「白山スーパー林道」が半額になることから「白山、白川郷ホワイトロード」と称し、金沢、五箇山、白川郷、高山をバスで結び、また、富山と七尾をバスで結ぶことにより富山と能登の回遊性がよくなるなど交通網を形成することにより首都圏からの観光客を増やすことなどの話があった。
他に、コインロッカーの増設や手荷物宅配サービスの充実により「手ぶら観光」の促しや「置き傘」の設置の計画をしている。





















続いてパネル討論が行われ、高山純一金沢大学教授が司会をし、観光ボランティアガイドの喜多会長、輪島市番場崎商店の塩安専務、県酒造組合の中村会長などが開業効果を高めるために何をしているかを話した。
高山さんが「来た時どうなるのか分からないが今はワクワクしている」と言っていたが、私も同じである。
喜多さんは「育成には知識より人柄が大事」と言っていた。
外国人が増えるのは間違いないだろうから、観光ガイドには、少なくとも簡単な英語はできるようにしなければならない。(外国人が日本に来て一番不満なことは、コミュニケーションをとれる日本人が少ないことらしい)
中村さんは観光客が一気に増えても接客の質を下げないことが大事だと言っていた。




















いずれにしても、金沢市にとっては100年に1度あるかないかの盛り上げのチャンスである。「我が故郷」を愛するものにとっては是非このチャンスをものにしてもらいたいものである。