2013年8月24日土曜日

近江町市場(3)

(7月27日散歩)
「杉本水産」はうなぎの蒲焼で有名であるが、今はうなぎの稚魚が少ないということで大変高くなっていると聞いていた。しかし「土用の丑の日」は200人くらいの行列になったという。皆さん「1年に1度くらいは食べよう」と並んでいたらしい。




















うなぎの蒲焼も好きだが、私はここ北陸しかないというどじょうの蒲焼のあの苦味とコリコリした歯ざわりがなんとも好きだ。カメラに撮りたいということで、奥のほうにあったのを店の人に頼んでもってきてもらい、そして2本だけ買ってその場で食べた。ビールでも飲みたくなった。




















どじょうの蒲焼が金沢で始まったのは藩政期時代に幕府の改宗命令に応じなかった長崎のキリシタンが加賀藩にお預けとなり、その際、卯辰山のせせらぎで採ったどじょうを彼らがしょうゆづけで食べたことからだという。また生活の糧とするために城下で売り歩いたという説がある。

お菓子の「なんぼ」、こんぶの「比賀」、かまぼこの「岩内」など古くからやっている店が多くある。ここには私の同級生や先輩たちがいた。また「酒の大沢」は北陸の地酒の専門店で、天狗舞や菊姫はもちろん北陸三県のお酒はほとんどそろっている。




























































市場内のところどころに「海鮮丼」や「回転寿司」も店があり、土、日はどこも行列をつくらしい。青草口の小さな店の「いきいき亭」も人が外にまで並んでいた。




















新鮮な刺身がでっかくのっている海鮮丼もたくさんあったが、あまりたくさん食べる年でもないので、「大松水産」がやっているという店でミニ海鮮とハマグリを食べた。新鮮な魚介類はやはりおいしい。




















この市場のところどころに「氷のブロック」が置いてあって、夏の風物詩となっている。この暑い夏にはお客さんが氷を触っていく。見ているだけでも涼しげな気分になる。




















昔はこの近くに住んでいたので、おいしいものがたくさん食べられた。今は遠くなってスーパーマーケットで買い物をしている。たまには近江町に来て、店の威勢のいいアンチャンと話しながら食材を買うのも楽しい。

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