2012年12月3日月曜日

福山、尾道散歩(2)

次の日、福山から尾道に行った。
まず訪ねたのは千光寺公園で、ここは高台にありロープウェイでも
登れるが、車で裏のほうから坂を上がって駐車場に車を置いて
歩いた。
展望台に登ると、瀬戸内海と島々がきれいに見え、最高の
ロケーションであった。天気のよい日には四国の山々も見えるという。








































また四国とをつなぐ、瀬戸内しまなみ街道の先端にある尾道大橋も
はっきり見えた。




















千光寺方向に歩いていくと途中に「文学のこみち」といって、多くの文学者の
作品の一部が彫刻された石があった。
徳富蘇峰、正岡子規、林芙美子など、25人の石があった。




























































千光寺は傾斜地に建っていて、境内の中や付近に大きな岩がいくつもあった。
夫婦岩といって、上の方が二つに分かれていて、下に方は合体している石もあった。
また鎖を伝って登る石もあったが、私には危険な感じがしたので、登らなかった。
















































































車で下へ降り、明治時代に建てられた倉庫を改装した尾道映画資料館を
見たいと思って行ったが、本日は休館日で残念でした。
中には小津安二郎、新藤兼人のコーナ、尾道のロケの写真などが
展示してあるという。




















次に歩いて坂や階段を上って、志賀直哉旧居を見た。
「暗夜行路」にもこの辺の情景が描かれているというが、直哉がいたという
部屋に入っての外の眺めは最高であった。








































そこからさらに上に登り右の曲がると「おのみち文学の館」というところがあり、
館の前には、私が小さい頃映画で見た「怪傑黒頭巾」の碑が建っていた。
また先日92歳でなくなった森光子が舞台で演じていた「放浪記」の碑があった。








































館の中には尾道ゆかりの文学者の林芙美子や横山美智子らの資料は
展示してあった。これを説明してくれる人がいて、30分でも1時間でも
説明するということだったので、15分でやってくれというと早口で詳細な
説明をしてくれてよく分かった。








































階段を降りていく途中、瀬戸内海の島々が見え、こういう静かな景色のよいところで
描くと文筆もはかどるのだなあと思った。




















車が通る道路まで降りて上のほうを見ると、階段の上には山陽本線が走り
さらにその上の階段の上には文学者の旧家や寺があり、そのコントラストが
面白かった。








































昼食はせっかく来たのだからということで尾道ラーメンを食べたいと思い
尾道通りの商店街の八百屋さんにうまい店がないか聞いた。
行列が付くほどいっぱいになる店を教えてくれたのでそこで食べた。
豚肉の脂身がたくさん入っていてこってりした味でおいしかった。








































なかなか来れないところを巡った今回の散歩もいい思い出となった。
3時間20分、9300歩の散歩でした。

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